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 イギリスGPでは2位争いを展開したロウズとザルコが接触。ロウズが転倒し、ザルコはそのまま走行を続けたが、レースタイムにプラス30秒のペナルティが科せられて22位に終わり、ロースは転倒後に復帰して21位に終わった。

 しかし、ザルコはその後も確実にポイントを積み重ね、第17戦マレーシアGPでタイトル争いに王手をかけると、優勝でMoto2クラス初の連覇を達成した。最終戦バレンシアGPも勝利で締めくくり、シーズン7勝を記録。転倒を喫したフランスGP、ペナルティを受けたイギリスGPの2戦を除いて確実にポイントを獲得した安定感の高さがタイトル連覇につながった。

トーマス・ルティ
トーマス・ルティ

 ルティは終盤にザルコを追ったが、42ポイント差のランキング2位。リンスはシーズン終盤の日本GPの初日に転倒、以前に負傷した左鎖骨を痛め、フライアウエイラウンド3連戦で本来の走りができずタイトル争いから脱落し、ランキング3位に終わった。

 ランキング4位にフランコ・モルビデリ(カレックス)。モルビデッリはシーズン終盤に調子を上げ、第14戦アラゴンGPから最終戦バレンシアGPまで5戦連続で表彰台を獲得した。ロウズはアラゴンGPでシーズン2勝目を記録したものの、フライアウエイラウンド3連戦の全戦でノーポイントに終わり、モルビデリに逆転されてランキング5位で終了。

中上貴晶
中上貴晶

 第8戦オランダGPでグランプリ初優勝を飾った中上 貴晶(カレックス)はランキング6位を獲得。中上はドイツGPでポールポジションを獲得、カタルニアGP、イギリスGP、サンマリノGPで3位表彰台を獲得した。

 2017年はザルコ、リンス、ロウズ、ランキング7位のジョナス・フォルガー(カレックス)がMotoGPクラスにステップアップ。ルティ、モルビデリ、中上を中心とした上位ランカーによるタイトル争いが予想される。

 また、2016年にCEV(スペイン選手権)のMoto2ヨーロッパ選手権でランキング2位を獲得した長島 哲太(カレックス)が2017年より世界グランプリMoto2クラスに復帰が決定。長島は2016年のアラゴンGP、日本GPにワイルドカード参戦し、日本GPでは14位入賞を果たしている。

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