更新日: 2021.09.12 02:17
MotoGP第13戦アラゴンGP:ドゥカティのバニャイア、レコードブレイクのタイムで今季2度目のポール獲得
予選Q1は気温27度、路面温度44度のドライコンディションで始まった。Q1から予選に臨むのは、ヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)やビニャーレス、カル・クラッチロー(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)、アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)などの面々である。
前半のアタックでは、トップにザルコ、2番手にはブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)がつける。後半のアタックに入ると、ダニロ・ペトルッチ(テック3KTMファクトリー・レーシング)が2番手に浮上。しかしそのタイムをビンダーが上回った。この結果、序盤からのトップを維持したザルコ、2番手のビンダーがQ2進出を決めた。ビニャーレスはQ2進出を逃し、予選19番手。ロッシは21番手で予選を終えた。
続いて始まったQ2では、序盤にホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)が1分46秒878を記録してトップに立つも、クアルタラロがそのタイムを0.151秒更新する。
後半のアタックでは、バニャイアが1分46秒322を叩き出してトップに躍り出る。このタイムはこれまでのオールタイム・ラップ・レコード、1分46秒635を更新するものだった。最後のアタックに入ったクアルタラロが各セクターでタイムを詰めていくも、バニャイアのタイムには届かない。その直後、やはり最後のアタックでタイムを縮めたミラーが2番手に浮上する。
ポールポジションを獲得したのはバニャイア。バニャイアにとって今季2度目のポールポジションとなった。2番グリッドを獲得したミラーととともに、ドゥカティ・レノボ・チームのふたりがフロントロウの1番手、2番手に並ぶ。3番手はチャンピオンシップでランキングトップにつけるクアルタラロで、今季、第2戦ドーハGPを除いてフロントロウを獲得し続けている。
フロントロウは逃したものの、マルク・マルケスは4番手で今季自己ベストグリッドを獲得した。5番手はマルティン、6番手はアレイシ・エスパルガロで、2列目までにドゥカティ勢3人が並ぶことになった。
チャンピオンシップでランキング2番手のミルは最後のアタックでラインを外し、3列目7番手、ランキング3番手のザルコは4列目10番手。中上は11番手だった。