「ここ5シーズン、ワールドチャンピオンを獲得したり、連続でトップ10に入ったりしていることは自分にとって素晴らしいことだ。それは非常に難しいことなんだ。チームに感謝しているよ」とサイクス。
「ニンジャは安定感のあるいいパッケージだ。だけど、もっと伸び代がある。17年シーズンは新しいニンジャが入ってくるから、さらにチャンピオンの可能性は出てくると感じている。もちろんターゲットは勝つことだから、そこに向かって努力していきたい」

■SBKライダーふたりの鈴鹿8耐参戦はあるか?

日本のファンとして一番気になるのは、17年に40回目の開催を迎える鈴鹿8耐へふたりが参戦するのかということだ。「今後ふたりで鈴鹿8耐に参戦したいと思いますか?」という質問にサイクスは「鈴鹿8耐というのはつねに自分のなかのやりたいことリストに入っている」と次のように回答した。
「カワサキとの関係も長いし、ファミリーの一員という感覚もある。過去に(参戦に関して)ディスカッションしとこともあった。だけど、現実的にはSBKのシーズンを戦っているためかなり忙しく、8耐の時期は取らなくてはいけない休憩の時期でもあるから、難しいといえば難しい」
「だけど今言えることとしては、非常に強い関心を持っていることだ。まだそれについてはなにも話し合えていないけどね」
過去にホンダで優勝した経験をもつレイも、鈴鹿8耐参戦に関して強い興味を持っているという。
「僕にとっても鈴鹿8耐というのは特別なレースですごく好きなレースだ。鈴鹿8耐に戻ってみたいと思っているし、日本のファンからも『帰ってきて!』とリクエストを多く受ける」
「参戦について実際に話しあったこともある。ただ戻るときはしっかりとした形で戻りたいと思っているんだ。だけど、今のところその形がまだ見えていない」
「カワサキに対しても鈴鹿でドリームチームを組んで行きたいとリクエストしたことがあるんだ。行くからにはしっかり勝てる体制が作れたら行きたいと思っている。SBKのチャンピオンと鈴鹿8耐の勝利を同じ年に成し遂げられたら夢のようだと思っているし、その瞬間が来ることを願っているよ」
果たしてふたりが鈴鹿8耐に参戦することはあるのか。今後カワサキが発表する鈴鹿8耐参戦体制にも注目が集まる。