フリー走行2回目は気温30度、路面温度48度で、序盤からスリックタイヤでの走行となった。こうした状況から、セッションは各ライダーがタイム更新を連発。順位が目まぐるしく入れ替わった。また、序盤には走行中のクアルタラロが突然スローダウン。技術的なトラブルと見られる。クアルタラロはピットに戻ったようで、その後も走行を続けた。
セッション中盤には順位が落ち着き、トップにはオリベイラがつける。2番手にはフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、3番手にはマルク・マルケスが続いた。
残り時間13分、クアルタラロがトップに立つ。さらに残り時間5分以降はタイムアタックが始まったことで再び順位が大きく動き、マルティンやザルコ、クアルタラロなどが1番手タイムをマークした。
最終的に、終盤にトップに立ったクアルタラロ。トラブルに見舞われながらも、1分31秒608のタイムでフリー走行2回目、そして初日総合をトップで終えた。2番手はモルビデリで、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPがワン・ツーを占めている。
3番手はザルコ、4番手はホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)で、3番手、4番手にはプラマック・レーシングのふたりが続いた。5番手は開幕戦カタールGP勝者のエネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)。残り1分でスリップダウンを喫してセッションを終えている。
中上は残り5分で2番手に浮上したのち、トップから0.736秒差の12番手。残り1分を切って11コーナーで激しいクラッシュを喫したマルク・マルケスは22番手で終わった。