Eri Ito

 Q1は気温28度、路面温度49度で始まり、アレイシ・エスパルガロやマルティン、リンスなどがこのセッションから予選に臨んだ。

 序盤はマルティンがトップ、リンスが2番手につけ、リンスの約0.2秒差にアレイシ・エスパルガロがつける。しかしアレイシ・エスパルガロは残り時間4分をきったところで8コーナーで転倒を喫し、タイムを更新できずに予選を終えてしまった。

 さらにコース上では速いライダーの後ろにつこうとするライダーたちによってスロー走行が発生し、マルティンやリンスを始めとするライダーは後半にタイムを更新せずに終わった。その結果、マルティンやリンスのふたりがQ1を突破している。

 アレイシ・エスパルガロは転倒により13番グリッド、チームメイトのビニャーレスは14番グリッドが決まった。苦しんだのはKTMで、ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)がKTM勢最高グリッドの17番グリッドとなった。

 続いて始まったQ2では、ミラーがトップ、バニャイアが2番手とドゥカティ・レノボ・チームがトップ2を占める。クアルタラロは自己ベスト更新のペースだったところ、19コーナーで痛恨のスリップダウン。クアルタラロは急いでピットに戻り、スペアマシンによってアタックを再開した。

 残り3分を切ると、2番手につけるバニャイアがトップに立つ。しかしこのタイムをミラーが更新。オールタイムラップ・レコードを更新する2分2秒042を記録した。さらにこのタイムを更新したのがマルティンで、2分2秒039を叩き出すと、ドゥカティ・レノボ・チームのふたりのタイムを上回った。

 Q1から予選に挑んだマルティンは2番手のミラーに対し0.003秒差で開幕戦カタールGP以来となるポールポジションを獲得し、4戦連続フロントロウに並んだ。さらに2番手はミラー、3番手はバニャイアでフロントロウをドゥカティ勢が独占したばかりか、ザルコが4番手、序盤に転倒したバスティアニーニが5番手を獲得しており、トップ5をドゥカティライダーが占める結果となった。

 転倒を喫したクアルタラロは6番手で2列目を確保。マルク・マルケスは9番手だった。中上は10番グリッドを獲得している。

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