日曜日のスーパーポール・レースはウエットコンディションでのレースとなった。レースはレイが優勝、2位はラズガットリオグル、3位はバウティスタが獲得した。野左根は11位フィニッシュだった。
 
 レース2は気温18度、路面温度19度。一部に小雨が降る難しい状況だったが、全ライダーはスリックタイヤでレースに挑んだ。3番グリッドスタートのラズガットリオグルがホールショットを奪う。しかし、6コーナーでレイがラズガットリオグルをオーバーテイクするとトップに浮上し、2番手にラズガットリオグル、3番手にはバウティスタが続く。その後、3周目にアレックス・ロウズ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)がバウティスタをかわして3番手に浮上した。トップのレイ、2番手のラズガットリオグル、3番手のロウズ、4番手のバウティスタが後方を引き離し、トップ集団を形成する。
 
 1周目に2番手に後退したラズガットリオグルだったが、7周目の1コーナーのブレーキングでレイをかわして再びトップに立つ。しかし9周目の1コーナーでレイがラズガットリオグルをパス。また、10周目の1コーナーではバウティスタがロウズをオーバーテイクし、3番手にポジションを上げると、その翌周にはラズガットリオグルとレイを抜き、一気にトップに浮上した。
 
 12周目、バウティスタがバイクの挙動を乱して加速が鈍ったその先の6コーナーで、レイがバウティスタをかわすも、14周目の1コーナーでバウティスタがトップを奪還。レイとバウティスタは激しいトップ争いを展開した。4番手のロウズはやや遅れ始める。
  
 残り3周になると、3番手のラズガットリオグルと、バウティスタ、レイとの差が開き始めた。バウティスタはトップを堅守し、レイは残り2周でファステストラップを叩き出してバウティスタを追う。
 
 迎えた最終ラップ、6コーナーのブレーキングでレイがバウティスタのインに飛び込む。立ち上がりでレイに先行したバウティスタだったが、レイが再び9コーナーでバウティスタのインサイドを突いた。続く切り返しの10コーナーでもバウティスタを抑えると、そのままトップを守ってチェッカー。レイがスーパーポール・レースに続き優勝を飾った。
 
 2位はバウティスタ、3位はラズガットリオグルとなった。4位はロウズ、5位はロカテッリが獲得している。野左根は13位でフィニッシュを果たした。
 

■WSS300のレース1で岡谷雄太が3位表彰台を獲得

 スーパースポーツ世界選手権(WSS)のレース1では、2021年チャンピオンのドミニケ・エガーター(テンケイト・レーシング・ヤマハ)が優勝し、2位はロレンソ・バルダッサーリ(エヴァンブロス.ワールドSSPヤマハチーム)、3位はニコロ・ブレガ(Aruba.itレーシング・スーパースポーツ・チーム)だった。レース2もエガーターが優勝。エガーターは前戦オランダラウンドから4連勝を飾っている。2位はカイル・スミス(VFTレーシング)、3位はバルダッサーリだった。
 
 スーパースポーツ300世界選手権(WSS300)では、岡谷雄太(MTMカワサキ)が今季初のポールポジションを獲得した。レース1ではマルク・ガルシア(ヤマハMSレーシング)が優勝し、2位はサミュエル・ディ・ソラ(リーダーチーム・フレンボ)、そして岡谷が今季2度目の表彰台となる3位を獲得している。レース2は途中でレッドクロスが振られる難しいコンディションとなり、こうしたコンディションの中、ディ・ソラが優勝、2位はイニゴ・イグレシアス(SMWレーシング)、3位はミルコ・ジェンナイ(チームBrコルセ)が獲得。岡谷は8位だった。

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