スーパーポール・レースでは2021年チャンピオンのラズガットリオグルが今季初優勝を飾った。2位はバウティスタ、3位はレイが獲得。野左根は最終ラップに転倒を喫し、リタイアだった。この結果、レース2はポールポジションにラズガットリオグル、2番グリッドにバウティスタ、3番グリッドにレイが並ぶことになった。

 レース2は気温28度、路面温度45度のドライコンディション。ポールポジションスタートのラズガットリオグルがトップに立ち、2番手にバウティスタ、3番手にレイがレースをけん引する。しかし4番手のリナルディがこの集団に追いつき、3周目にはレイをかわして3番手に浮上した。

 ラズガットリオグルはしばらくトップを維持していたが、7周目の11コーナーでバウティスタがラズガットリオグルをオーバーテイク。トップに浮上した。トップのバウティスタと2番手のラズガットリオグルは0.3秒ほどの差を保ったまま、周回を重ねていく。

 2番手のラズガットリオグルの約1秒後方にはリナルディが3番手をキープし、序盤からペースが上がらないレイは単独の4番手となっており、前との差を縮めることができない。トップ争いはバウティスタとラズガットリオグルにしぼられた格好となった。しかしレース中盤、バウティスタは次第にラズガットリオグルとの差を広げていき、ギャップは1秒から2秒以上となる。

 バウティスタは最終的に、7秒以上の差をつけて優勝を飾った。ラズガットリオグルは2位フィニッシュ。そしてリナルディが3位を獲得した。4位はレイで、表彰台を逃している。5位はイケル・レクオーナ(チームHRC)だった。野左根は16位でレースを終えた。

■WSS300では岡谷が今季3度目の表彰台を獲得

 スーパースポーツ世界選手権(WSS)では、レース1でロレンソ・バルダッサーリ(エヴァンブロス.ワールドSSPヤマハチーム)がトップでフィニッシュ。しかし最終ラップのトラックリミット違反により1ポジション降格となり、最終結果はドミニケ・エガーター(テンケイト・レーシング・ヤマハ)が優勝、2位がバルダッサーリ、3位はニコロ・ブレガ(Aruba.itレーシング・ワールドSSPチーム)となった。レース2でもエガーターが優勝、2位がバルダッサーリ、3位がブレガとなり、エガーターは開幕戦アラゴンのレース2から7連勝を挙げている。

 スーパースポーツ300世界選手権(WSS300)のレース1では、最終ラップまで激しいトップ争いが展開され、これをマッテオ・ヴァヌッチ(AGモータースポーツ・イタリア・ヤマハ)が制して優勝した。アルバロ・ディアス(アルコ・モーター・ユニバーシティ・チーム)が2位、サミュエル・ディ・ソラ(リーダーチーム・フレンボ)が3位、岡谷雄太(MTMカワサキ)は8位だった。レース2では岡谷は序盤から表彰台争いを展開し、最終ラップで2番手に浮上すると2位でチェッカー。今季3度目となる表彰台を獲得した。優勝はディアス、3位はビクター・スティーマン(MTMカワサキ)だった。

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