更新日: 2023.03.26 13:21
M.マルケスがポール奪取。初開催スプリントの初代勝者はドゥカティのバニャイア/第1戦ポルトガルGP
スプリントはドライコンディションで、気温23度、路面温度39度。12周のため決勝ほどタイヤマネジメントが必要なく、各車がバトルを多く仕掛ける展開となった。
好スタートを決めたマルク・マルケスがホールショット、バニャイア、マルティン、バスティアニーニとドゥカティ勢が続く。クアルタラロはインに入ってきたジョアン・ミル(レプソル・ホンダ・チーム)と接触してポジションを19番手まで落とす。ミルはそこで転倒してリタイアした。
2周目に入るホームストレートでは、バニャイア、マルティンがマルケスを追い抜く。しかし、7番手のマリーニがスリップダウンして、アウト側にいたバスティアニーニも巻き込んでクラッシュした。
その後はマルティン、バニャイア、ミラーのトップ3となる。マルク・マルケスは5番手だ。6周目にはミラーがバニャイアのインを刺して2番手に浮上。その翌周にはミラーがトップに立ったが、ホームストレートでマルティンが再び首位を奪った。
残り3周には、6番手のアレイシ・エスパルガロ、その後ろにマーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)がつけ、チームメイトバトルも勃発。残り2周となり、1コーナーではマルク・マルケスが一気に2台をかわして3番手に。
4番手のオリベイラはマルケスをかわして3番手に戻った。ラストラップではバニャイアがトップに躍り出て、マルティンが2番手に。また、マルケスがオリベイラのインを刺して再び3番手を奪取。オリベイラは7番手までポジションを落とした。
そのまま12周のスプリントがフィニッシュして、バニャイアが優勝、マルティンが2位でドゥカティのワン・ツー、ホンダのマルク・マルケスが3位となった。4番手にはKTMのミラー、5・6番手にはアプリリアのビニャーレスとアレイシ・エスパルガロが続いた。ヤマハトップは10番手のクアルタラロだが、スプリントでは9位までがポイントの対象となるため、ノーポイントで終わった。
日曜日はウォームアップ走行と23周の決勝が行われる。