「レースをとても楽しんだよ。昨日よりももっと楽しかった。そして、すごく激しいバトルだった。全力を尽くしたけど、ホルヘは速かった。最終ラップでは、僕のほうが少し強かったかもしれないけど、オーバーテイクができるチャンスはなかったね。残り2周でポジションを上げてみようとしたけど、彼に当たってしまってそれでちょっと差が開いてしまったんだ。でも、全部、満足しているよ。昨日僕たちがやった改善は大きなものだったし、それを満足だと考えるべきだ。次戦のアッセンは僕が好きなサーキットだ。楽しみだよ」
「(一時トップに立ったとき)ギャップを広げようとしたんだけど、リヤタイヤについてちょっと守りに入りすぎたね。それで、彼は攻めていた。彼が再びトップに立ったときにはできるだけ接近して最終ラップに備えていたけど、チャンスはなかったね。でも、この結果には満足しているんだ。自分の全力を尽くしたとわかっているから」
「(残り2周最終コーナーでの接触について)1コーナーでオーバーテイクするのはとても難しかった。21周の間に最終コーナーを立ち上がって、リヤタイヤはほとんどだめになっていた。最終コーナーではコーナリングスピードを乗せて接近して、ブレーキングしようとしていたんだけど、ちょっと近づきすぎたみたいだね。それで接触しちゃったんだ。というふうに違った作戦をとろうとしたけど、うまくいかなかったんだよ」
「レースのたびに、『誰がライバル?』と聞かれるけど、『何が起こるかわからない』といったところだよ。確かに、ホルヘとプラマック、ヨハン(・ザルコ)はいつもすごくいい仕事をしている」
■ヨハン・ザルコ(プリマ・プラマック・レーシング)/決勝:3位
「スピードは金曜日の午前中からよかったんだ。ペースに取り組むことを考えると、とてもよかった。それで表彰台の可能性を考えていたんだ。スプリントと決勝レースでね。今日、スタートはよかった。ただ、レース序盤、1周目のバトルはいつもすごくきつい。アレイシ(・エスパルガロ)がリヤにソフトを履いていてすごく強いとわかったときに、僕もかなりグリップを使う可能性があると感じていた」
「レース序盤のそのときからとてもいいラップタイムを刻み、オーバーテイクしていった。(ルカ・)マリーニと(ブラッド・)ビンダーはすごく速かった。でも、彼らに追いつくことができ、マリーニはリヤタイヤのせいでパフォーマンスを落とし始めたんだ」
「ブラッドもすごく速かった。僕はレース終盤のことを考えて、ブラッドの後ろでリヤタイヤをマネージメントしていた。前のふたりはすっかり先を走っていたからね。ブラッドがミスをして、1周はすごく集中して自分なりの参考にした。それからは、(マルコ・)ベゼッチとの差をコントロールしていたよ」
「そして、最終ラップ。ベゼッチとの差をコントロールしていたんだけど、1コーナーのブレーキングで、前のふたりが戦っていて何か前に行けるチャンスがあるかもと思っていた。そうしたらワイドになってしまってね。怖かったよ」
「(3位を争っていた)ブラッドは10、11コーナーで強かった。だからコントロールしようと思ったんだ。そうすれば、どこかで彼と表彰台争いをするアドバンテージが見つかるかもしれないと思った」
「でも彼はトラクションをとてもよくコントロールしていて、8コーナーではいつもコーナー進入がかなり速く、それからあまりスロットルを開けずに立ち上がっていくんだ。彼が転倒したラップに入った時に、後ろから見ていたけど、それまでより速かったような気がする。彼はリヤをちょっと失って、加えて、たぶんフロントも失って、ワイドになった。かなりの高速コーナーだし、ちょっとラインをミスすると、すぐにアウト側にいってしまうんだ。スライディングしているのはわかったけど、クラッシュしたのはわからなかった。そのときはもう、彼を抜いていたから」