チーム・スズキ・エクスターは4月12日に、第3戦アメリカズGPの開催地、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでプライベートテストを実施した。
テストは、マーベリック・ビニャーレスとアレイシ・エスパルガロが、序盤3戦で収集したデータを検証すると共に、2016年型シャーシのセットアップや電子制御の開発に取り組み、今後のシーズンに向けて有効なテストとなったようだ。ふたりのライダーはテスト後に以下のようにコメントした。

■マーベリック・ビニャーレス
「プレシーズンに試したシャーシのセットアップと序盤3戦で使用したセットアップを比較し、このコースで、もっとポジティブな結果となる新しいセットアップが見つかったことがうれしい。ポジティブな面とネガティブな面を深く検証するには時間が必要だから、今回のテストでコインの裏表を本当に確認することができた。これで2つの選択肢を持つことになり、コースによって最適なほうを選ぶことができる」
「僕たちは基本的にトラクションの向上と、よりハードブレーキングを可能とすることを追求している。今回のセットアップが効果的だった。ラップタイムはすごくよくハッピー。電子制御に関しても前進した。これも僕たちを助けてくれることになる。継続的に改良されていることはよいことだ。今回のテストは非常に重要だった。3戦を終えて状況を検証し、僕たちがどこに位置しているのか確認でき、今後の方向性を明白に持つことができた」