更新日: 2023.08.10 18:03
アプリリア 2023鈴鹿8時間耐久ロードレース 決勝レポート
2023.08.09
初参戦チームながら8時間のレースを走り切り、新庄・和田・カヴァリエリの3人のライダーがクラス3位、総合19位という好結果を残す
2023年8月6日の決勝レースが行われた第44回鈴鹿8時間耐久レースにおいて、NSTKクラスに参戦したチームTATARA apriliaのRSV4がクラス3位を獲得。ライダー3人(新庄雅浩選手・和田留佳選手・サミュエレ・カヴァリエリ選手)が表彰台に立ち、総合でも19位に入る健闘を見せました。市販車をベースにした車両で行われるレースの中でも、多くのモディファイが許されたEWCクラスとは異なり、市販モデルの性能と密接に関連したNSTKクラスのレース結果は、そのバイクのパフォーマンスを確認することが出来ます。
予選順位は2人のベストライダーの平均タイムに基づいて行われ、和田選手とイタリアのサミュエレ・カヴァリエリ選手が出したタイムが反映された。カヴァリエリ選手はイタリアスーパーバイク選手権の元アプリリアライダーだが、耐久レースは初めての経験の中、クラス4位(全体26位)のグリッドからスタートした3人のライダーは、特に小雨が戦略を狂わせる中、一貫性を重視して8時間のレースに臨んだ。
ピットイン時はライダーが交代するたびに燃料を補給するが、タイヤは2スティントごとに交換する戦略を採用が功を奏し、ミスを避け、トラブルフリーで乗り切ったレースは、2位からわずか約18秒差の3位でチェッカーフラッグを受け、同チーム初参戦での快挙となった。
鈴鹿8時間耐久レースのような厳しいレースでの表彰台は注目に値する結果であり、アプリリア RSV4 の卓越した性能をさらに裏付ける結果となりました。スーパーバイクで7つの世界タイトルを獲得し、さまざまなカテゴリーで無数のトロフィーを獲得したイタリアを代表するこのスーパースポーツバイクは、いまなおロードレースの歴史に名を刻み続けています。