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 レース用シートやFIA承認のロールケージ、消火器などの安全機能を追加しつつ、ZF製の8速オートマチックや先進的な四輪駆動システムは量産モデルと同じ仕様。そのうえでメカニズムの強化やラリーのサポート、競技へのエントリーや車両の輸送は、すべてボウラー社が担当する。

 外観では新しいアンダーボディ・プロテクションを採用したフロントバンパーや、エアフローを強化したBowlerフロントグリル、規定による追加ライトを装着したルーフスポイラーなどが特徴で、ドアやリヤウインドウはポリカーボネート製に。フロア面では6mmアルミニウム強化デザインのフルアンダーガードに、夜間走行時の照明を強化するフロント・ドライビングライト、ラリー走行の水しぶきに対処する追加のボンネット装着型フロントスクリーン・ウォッシャーも備わる。

 さらに、ボディの内部やパワートレーンにも手が入れられ、ボディと一体化したFIA承認の車内フル・ロールケージに、プロテクション類をサポートしてボディの動きを最小限に抑えるモノコック・ブレーシングやサブフレームの補強、ラリー仕様ギアボックス・クロスメンバーやエンジン、ラジエーター類の各強化マウントなどを採用する。

 同じく競技用に改良された各種冷却性能の強化に、脚元では新しいスプリングと専用Foxダンパーを備えた専用設計サスペンション、さらにはボウラー製の強化版18インチ・モータースポーツ・ホイールとBFグッドリッチのオールテレインタイヤを装着。新しい車高ジオメトリーに対応したフロント・アッパーウィッシュボーンと、ボウラー製スポーツエキゾーストなど、競技車両にふさわしい性能向上アイテムが盛り込まれる。

 また、レースボックスと統合したECUシステムでは専用の“Bowlerモード”も備わり、こちらもボウラー独自設計のコラムマウント・ギアシフトパドルを操作し、0-60mph(約96km/h)加速6.7秒のパフォーマンスを手なづけ、ラリードライビングの訓練を積むことが可能となっている。

もちろんナビコンも搭載され、全7戦が予定されるシーズンはすでに開幕戦のウォルターズ・アリーナ戦を終えている
レースボックスと統合したECUシステムでは専用の”Bowlerモード”も備わり、ボウラー独自設計のコラムマウント・ギアシフトパドルも備わる

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