更新日: 2024.07.24 16:59
ポルシェ、新型『パナメーラ』に異なる個性を持つ最高峰“ターボS E-ハイブリッド”と“GTS”を導入
そんなダイナミクス性能を支える脚元では、技術的にE-ハイブリッドドライブを搭載したパナメーラでのみ実現可能とされる“ポルシェアクティブライドサスペンション”が標準装備され、それぞれ400Vの高電圧システムと組み合わされショックアブソーバーが、伸び側または縮み側に力を積極的に生成する電動油圧ポンプの働きでボディの動きをほぼ完全に補正。ピッチやロールのオーバーコンペンセーションなどの革新的な機能の実現とともに、ホイールの荷重配分をグリップレベルに合わせて調整し、トラクションを最適化している。
そのうえで、リヤアクスルステアリングやフロント直径440mm、リヤ直径380mmのブレーキディスクを備えたポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)などが、前275/35ZR21、後325/30ZR21のミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2のグリップを最大限に活用する。
一方、かつては自然吸気(NA)最高峰のスポーティグレード的な位置付けだった“GTS”は、時代の潮流に合わせてより高効率な4リッターV8ツインターボを搭載し、この直噴ターボも先代を20PS上回る368kW(500PS)の最高出力を発生。標準装備されているスポーツエキゾーストシステムによりパワフルでエモーショナルなサウンドを生み出しつつ、静止状態から100km/hまで3.8秒で加速し、最高速度は302km/hに到達する。
日常的な使いやすさに加えさらなるスポーツ性と最大限のドライビングプレジャーの提供を狙うGTSでは、とくにスポーティなチューニングが施されたデュアルチャンバー2バルブエアサスペンション(PASMを含む)を標準装備に。
標準仕様より10mm低くなった車体と強化されたスタビライザーによって、さらにダイレクトなドライビング体験と低い基本スプリングレートを実現し、ホイール間のトルク配分を最適化する電子制御PTV Plusディファレンシャルロックにより、快適性を大きく損なうことなくダイナミクス性能が追求されている。
ともに第3世代パナメーラの新機能でもあるポルシェドライバーエクスペリエンスコントロールコンセプトや、高解像度で特に遠くまで届くHDマトリックスLEDライト、Apple CarPlayなどの各種接続機能も備わり、価格はGTSが2267万円、同ターボS E-ハイブリッドが3325万円(ともに税込)となっている。
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