クリーンな空気
VWが新たに開発した“CleanAir”システムによって、最適かつユーザーが望む通りの室内空調が提供されます。
このシステムは、車外の状況に関係なく、「I.D. CROZZ」の車内の空気を常にきれいに保ちます。ドライバーと助手席の乗員は、インフォテイメントユニットを介して、あらかじめ設定したとおりに空調を作動させられます。
これを可能にしたのが、新たに開発した“CleanAir”テクノロジーです。アクティブフィルターシステムは、車内の空気をつねに最高の状態に保ちます。
ドライバーは、メニュー画面から、車内の空気の状態(エアクオリティインデックス)やシステムの作動状況に関する情報にアクセスできます。さらに、あらかじめ登録した空調設定を選択することで、ドライバーと助手席乗員は希望通りの風量やその国(今回のコンセプトカーの場合は中国)の特に美しく、気候的にも心地よい地域の温度や湿度の設定を再現できます。
例えば、上海の中心街を走りながら、車内では、まるでヒマラヤにいるような新鮮な空気を楽しむことができるのです。

VWの“User-ID”とデジタルキー
「I.D. CROZZ」では車内のあらゆる設定が、ドライバーに合わせて自動的に調整できます。この設定は、VWの“User-ID”によって可能になります。
“User-ID”とは、VWのデジタルエコシステムに保存された個人プロファイルの
ことで、スマートデバイスを介して有効となり、それ自体がデジタルキーの役割を果たします。
このデジタルキーを持った人が近くにやってくると、「I.D. CROZZ」はそれを認識してドアのロックを解除するとともに、空調を含めたあらゆる設定を、その個人に合わせて調整します。
配送サービス
近い将来、宅急便の荷物は、家だけではなく外出先でも受け取れるようになるでしょう。515リットルの容量を持つ「I.D. CROZZ」のトランクは、新しい配達サービスのための郵便箱として機能します。
宅急便のスタッフは、GPSでクルマの位置を特定し、アプリを介して一時的にトランクを開ける許可を受けます。荷物の配達が完了すると、「I.D. CROZZ」のオーナーには、アプリもしくはeメールを介して報告が届き、クルマのトランクが再びロックされます。