更新日: 2017.07.28 18:21
『グランツーリスモSPORT』スタジオツアーに参加。『リバリーエディター』は圧巻の仕上がり
ゲームの概要が説明された後は、実際にゲームが作られている開発フロアを山内氏が案内。ここではゲームに収録されているクルマのモデリングデータ制作は、ひとりのアーティストが全行程を担当し、ボディの外観から内装、ワイパーやライト、フレークのサイズに至るまで忠実に再現されていること、サーキットも路面を車載レーザーでスキャンしていること、そのサーキット周辺の木々なども、現地に生えている植物をもとに忠実に再現していることなどが明かされた。
スタジオツアーの後は、試遊の時間が設けられ、タイムアタックやレース、上述のリバリーエディターやスケープスなど、ゲームをプレイすることができた。
実際にゲームをプレイして、まず目を奪われるのは進化したグラフィック。そして実際にコースを走ると、再設計したというサウンドシミュレーターが、よりリアルなエンジンサウンドやトランスミッションノイズ、タイヤノイズを奏でるため、これまで以上の没入感を感じることができた。
また、別売りの周辺機器『PlayStation VR』を使ったVRドライブモードでは、まさしくコクピットに収まった感覚を疑似体験でき、フロントウインドウから差し込む陽射しには、ステアリングを握る腕に熱気を感じたと錯覚するほど。
ブレーキングポイントなども、通常のテレビ画面でプレイするよりも位置を掴みやすく、より実車に近いプレイフィールが得られるので、機会があればVRモードでの試遊をおすすめしたい。
そして、目玉と言えるリバリーエディター、スケープスについては、この機能単体でもゲームとして機能するのではと思うほどの仕上がり。今回はオートスポーツwebのロゴを事前に用意してもらうことができたので、さっそく今作から初収録されるポルシェに貼り付けてみた。
実際に遊んでみると、ロゴのサイズや配置など、こだわり始めるとあっという間に時間が経ってしまう。またスケープスも、クルマの配置やライトの点灯、タイヤの切れ角だけでなく、カメラのシャッタースピードや露出、流し撮りなども細かく設定でき、写真好きにはたまらない仕様だ。もちろん、カメラの設定にはフルオートも用意されているのでご安心を。
今回、限られた時間のプレイで最新作の魅力や奥深さの片鱗を感じることができた。また、上述のドライビングスクールやミッション・チャレンジもやりこみ要素は充分。ここに、今回は体験できなかったオンライン対戦やスポーツモードが加われば、本作の魅力はより一層高まることは間違いない。
そんなグランツーリスモSPORTの国内発売日は10月19日。通常版は6900円、スペシャルブックレットなどが付属するリミテッドエディションは9900円(ともに税抜き)で、絶賛予約受け付け中だ。
ゲーム好きならず、モータースポーツ好き、クルマ好きなら遊んで損はないタイトルに仕上がっている。発売まで3カ月とまだ時間があるが、今からプレイ環境を整えておいて損はない。
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