更新日: 2017.11.01 15:39
新型『BMW 6シリーズ・グランツーリスモ』誕生。デビュー記念限定車も設定
BMWが「クーペ・スタイルの伸びやかなシルエットに、機能性を備えた新しいコンセプトのモデル」として打ち出した“グランツーリスモ”のスタイルを採用した新たな車種として、新型『BMW 6シリーズ・グランツーリスモ』が登場。10月23日から発売が開始されている。
これまで3シリーズや5シリーズに設定され、スタイリッシュでエレガントなデザインを持ちながら、同時にロングドライブでも快適に過ごせるような高い機能性を兼ね備えた、BMWの新たなコンセプトモデルとして誕生したグランツーリスモシリーズ。
そのアッパークラスの新モデルとして、実質的に『5シリーズ・グランツーリスモ』の後継車として登場したこの『6シリーズ・グランツーリスモ』は、全長5105mm、全幅1900mm、全高1540mmという伸びやかなスリーサイズを持ち、堂々たる風格を備える。
フロントには大型のキドニーグリルと、ワイドに伸びたLEDヘッドライトのカバーが採用され、迫力ある表情を演出すると同時に、フラットなルーフデザインやフレームレスドアウインドウ、エアブリーザー、可動式リヤスポイラーなどが採用され、スポーティさも感じさせるアピアランスとしている。
また、上質でラグジュアリーな雰囲気が演出されているインテリアはダコタ・レザーシートを採用し、3070mmとホイールベースを長く取ることで実現した広い室内空間を持つ。
そしてBMWのモデルとしてセグメントで初めて採用された4輪アダプティブ・エア・サスペンションを装備することで、さまざまな路面において安定した乗り心地を維持することが可能になっている。
さらにコクピットは高いシートポジションによって広い視覚を確保し、人間工学に基づいた操作スイッチの配置によりドライバー・オリエンテッドな設計とされ、後席には1リッターのペットボトルにも対応したドアポケットを備えるなど、広い足元スペースと合わせて高い実用性も兼ね備えた。
注目のパワーユニットには、新世代モジュラーエンジンのB58型6気筒BMWツインパワー・ターボを搭載。
効果的にアルミを使用したこの3リッター直列6気筒ガソリンは、高精度ダイレクト・インジェクション・システム、無段階可変バルブ制御システムのバルブトロニック、可変カムシャフト制御システムのダブルVANOSを採用すると同時に、新たにエンジンをカプセル化することで音響特性を改善し、暖機時間を短縮。340PS/450Nmの出力を得ると同時に、JC08モードで10.9km/リッターの省燃費性能も実現している。