更新日: 2017.11.22 12:43
12年ぶりのモデルチェンジ。アストンマーチン、ツインターボ搭載の新型『バンテージ』発表
新型バンテージの心臓部であるパワートレインには最大出力510PS、最大トルク685Nmを発揮する4.0リッターV8ツインターボエンジンを採用。自然吸気エンジンに別れを告げた新型モデルの最高速は314km/hに達する。
バンテージは上級モデルである『DB11』にもラインアップされているオールアロイ製エンジンをフロントミッドに搭載することに加え、ZF製8速オートマチックトランスミッションをリヤにマウントすることで50:50という理想的な前後重量配分を達成。車両乾燥重量は1530kgで先代モデルから18kgの軽量化を実現させている。
また、スポーツ性能を追求した新型モデルは今回、アストンマーティン車として初めて、エレクトロニック・リヤ・ディファレンシャルを搭載した。
フルオープンからフルロックまで、一瞬のうちにディファレンシャルの働きを制御することが可能となるこのシステムは、車載の電子スタビリティコントロール・システムと連携して作動し、クルマの動きをモニタリングしながら、エンジンパワーが必要なホイールに適切に配分されるよう、状況に対応した制御が行われる。
ドライバーは電子デフの反応時間の短さと高い感度により、かつてない精度でクルマの挙動をコントロールすることが可能になるという。
インテリアは外観のアグレッシブなキャラクターを反映するデザインが反映され、センターコンソールやダッシュオードなどではダイナミックでスポーツカーらしいシャープなラインが多用された。
各種スイッチ類には操作性に優れるロータリーボタンとトグルスイッチを用いたほか、エンジンスタートボタン、トランスミッションのP、R、N、Dボタンを一定のエリア内に集約。シートポジションは従来より10mm低くマウントし、ドライバーがドライビングに集中できるコクピットとなっている。
2005年以来12年ぶりのフルモデルチェンジを受けた新型『バンテージ』は2018年第2四半期にデリバリー開始予定。価格は1980万円(税抜)からとなる。