ただ、走り出してみると……。やはり違う。これはSUVではない。4人乗車で荷物を積んでいたこともあるかもしれないが、ステアリングのフィールはどちらかというと重め。今回のマカンはベーシックモデルで、2リッター直4ターボだが、トルク感は底から沸き上がってくるようなものを感じる。ポルシェによるマカンの説明にもあるが、これはコンパクトSUVというよりも、5枚ドアを備えるスポーツカーだ。
都内から東名高速へ入り、ハイウェイでのフィーリングを確認する。東名のように路面のうねりが大きい道路では、やや車体の前後への揺れが収まりづらいのはちょっと気になるところ。また、路面の継ぎ目の衝撃がやや大きい。ただこれは、個人的にはドイツ車のスポーティカーには仕方の無い部分もあるのではないかと思っている。
先述したステアリングの重さも、車線変更や大井松田~御殿場間のワインディングではズッシリとくる。ただ、スポーツカーとして考えるならばこれが適正。逆に、国産のエコカーにあるようなフワフワとしたステアフィールはまったく好まないので逆に好印象だ。
そして、御殿場を抜け新東名に入る。さらに、110km/h制限速度の区間へ。ちょうどその程度の車速で走り続けていたのだが、ふとまったく会話していないことに気付いた。東名ではあれやこれやと話していた同乗者たちが、全員寝入ってしまったのだ。無理もない。100km/hを越えたときの安定感は、まるで路面を滑っているかのよう。トルクフルなエンジンは、クルーズコントロールを効かせて走っていてもうるささを感じさせない。
当然、運転している自身も全然疲れないので、気付けば岡崎サービスエリアまでノンストップで走ってしまった。ホントはもっと早めに休憩しなければいけないのだが(苦笑)。
■高次元にまとまった5枚ドアのスポーツカー
その後は後席も体験させていただいたが、こちらも快適。同乗者たちが寝入ってしまうのも納得だった。身長173cmの筆者だが、足下のクリアランスも十分だ。シートのクッション性もいい。電動のテールゲートをはじめ、現代のSUVに必要な快適性はすべて備わっている。今回試乗したマカンにはアダプティブクルーズコントロールがない車両だったが、これがついていればさらに快適だっただろう。
鈴鹿から東京までの往復800km近いドライブで感じたマカンの印象は、ポルシェが言うとおり『5枚ドアのスポーツカー』であり、『高次元にまとめられたグランドツアラー』だ。地続きのヨーロッパで生まれたクルマらしく、長距離を大人4人が快適に移動でき、かつすべてに余裕がある。
もちろん、他のSUVに比べお値段が張るのは間違いない。ただその分のクオリティをしっかり感じさせてくれるのはさすがポルシェだ。
「いつかはポルシェ」
さあ、ポルシェが、マカンが似合う余裕のある大人になるべく、仕事を頑張ろう。
【aswebナビゲーター森園れんレポート】

みなさんこんにちは! 4代目オートスポーツwebナビゲーターの森園れんです!
なんとー!! 試乗企画、2回目にして今回はポルシェの試乗をさせて頂きましたヽ(*´∀`)ノ
男らしくてかっこいい外観に高級感のある内装!! 誰もが憧れるポルシェ☆ かっこいいだけじゃなく、機能もバツグンでした!!


こういう大きい車だと駐車が心配ですよね? そんな方にありがたいとっても見やすいバックモニター!!!
私も駐車がまだまだ下手くそなのですが、綺麗に見やすくモニターに映してくれるので、安心して駐車することが出来ました( *^艸^) シートの座り心地も高級感があってとてもしっかりとしたシートで体を包んでくれます!

今回の試乗で1番私が気に入ったのが発進時の“なめらかさ”です!!
優しく、自然に加速してくれるので友達や小さい子を乗せてても安心して発進することが出来ます( ´ ▽ ` ) ただ、ハンドルがガシッとしっかりしてるので、か弱い女性が都内を運転するには少し大変かも!?
次回の試乗企画はどんなクルマなのか。みなさん楽しみにしててくださいねヽ(*^^*)ノ
森園れんでした^_-☆