新デザイン言語を示す第1弾モデル、新型『メルセデス・ベンツCLS』デビュー
先代までクーペ、シューティングブレークのボディ展開のうち、クーペが4名、シューティングブレークが5名だった乗車定員はこのモデルから5名となり、バックレストは40:20:40の分割可倒式を採用。容量490~520リッター(VDA方式)の大型トランクをさらに拡大することが可能となるなど、日常の利便性にも配慮されている。
エンジンには、Eクラスから採用された最新の2リッター直列4気筒クリーンディーゼル(194PS/400Nm)を皮切りに、Sクラスから搭載された、バランスに優れコンパクトな新型直列6気筒エンジンとISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、48V(ボルト)電気システムなどの新技術を搭載するM256エンジンも用意。
直列エンジンの採用によりエンジン左右のスペースに補器類を配置することが可能になったことに加え、従来はエンジン回転を動力源としていたエアコンディショナー、ウォーターポンプなども電動化されたため、エンジン前部のベルト駆動装置が不要となり、よりコンパクト化を実現。
エンジンとトランスミッションの間に配置されたISGは最高出力16kW 、最大トルク250Nmを発生する電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねており、回生ブレーキによる発電を行うことで約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電。低回転時にはその電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と力強い加速を実現。再始動時にもエンジン振動のない快適なパワートレーンとなっている。
もちろん、メルセデス最新のインテリジェントドライブ、テレマティクスの”Mercedes me connect”も全車標準となり、価格は2グレード展開で799万~1038万円となっている。
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