シェフラージャパン プレスリリース

中核となる遊星ギヤセット

 音響特性の最適化に加え、同軸ドライブアーキテクチャのスペースには限りがあるため、開発者には特に高い要件が課せられました。
 
 この問題の解決策が、シェフラーが革新的なスパーギヤディファレンシャルを組み合わせて開発した、高集積化段付き遊星ギヤセットです。
 
 アウディe-トロンに搭載されたこのトランスミッションは、150mmの軸方向スペース、わずか16kgの重量で、400Nmの入力トルクが可能です。また、遊星ギヤの設計コンセプトは、前軸の平行軸ドライブにも適用され、これにより、開発時間と費用が削減されただけでなく、製品の品質も最適化されました。
 
 同軸バージョンと同様、このコンセプトも400Nmの入力トルクを実現し、オプションのパーキングロックとの組み合わせが可能です。アウディe-トロンが通常走行のときは、後軸からの駆動になります。急加速のため、より多くのパワーが必要な場合は、前軸の平行軸駆動システムが選択されます。
 
 シェフラー電動モビリティビジネス部門の責任者、ヨッヘン・シュレーダー博士は「チーム全員が、アウディと一緒に開発したこの革新的な製品を誇りに思っています。アウディ向けのトランスミッションは、8月から大量生産されており、将来的には、年間最大25万台を生産する見込みです。弊社のトランスミッションは、製品のモジュール性により、他の用途にも適応可能です」と述べています。
 
 シェフラーのモジュラーシステムは、新しい電動モビリティ戦略により、電気自動車でも、内燃機関をベースにしたハイブリッド車でも、すべての要件に対応します。今年初めからは、アジア市場向けに2速トランスミッションが生産されています。現在、生産はドイツ国内で行われていますが、今年末には、お客様の身近な存在になるというコンセプトを実現するため、生産ラインをアジアに移転します。
 
 トランスミッションの成功はこれにとどまりません。2019年第2四半期には、ドイツの有名自動車メーカー向けのトランスミッションの生産が開始され、ヘルツォーゲンアウラッハの工場で、年間最大4万台のトランスミッションユニットが生産されます。

同軸組合せのトランスミッション
同軸組合せのトランスミッション

 シェフラーの同軸組合せのトランスミッションは、アウディe-トロンの後軸を駆動します。その特長は、スパーギヤディファレンシャルを組み合わせた高集積化段付き遊星ギヤセットです。これにより、車両のスペースの有効活用を実現します。

平行軸組合せの電気式トランスミッション
平行軸組合せの電気式トランスミッション

 
 平行軸組合せの電気式トランスミッションは、SUVの前軸の加速に使われます。そのトランスミッションには、超高荷重に対応したパーキングロックが組み込まれています。

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