また、アストンマーティン・デザイン・ディレクターを務めるマイルス・ナーンバーガーは、次期量産フラッグシップの設計について次のように述べた。
「『ヴァンキッシュ・ビジョン・コンセプト』はテクニカルな外観という面では『ヴァルキリー』や『プロジェクト003(AM-RB 003)』よりも控えめだが、それでも極めて魅力的で印象的なエクステリアを特徴としている」
「たとえば、タイヤを透かして見ることができる開口部を備えた独特のクラムシェル・フロントフェンダーがその一例だ」
「このクルマでは、ヴァルキリーやプロジェクト003のデザイン上の特徴となっているネガティブスペースはほとんどない。過激なパフォーマンスを抑えて設計され、意図的に美しさを追求しているんだ」
「一旦サーキットに出れば素晴らしいパフォーマンスを発揮するが、自宅や公道では非常に良きパートナーとなるだろう。そのため、そのスタイルはそれほど挑発的ではなくミッドエンジンスーパーカーの流儀に従ってたものになっている」
「その美しさはアストンマーティン・ヴァルキリーやプロジェクト003にみられるアグレッシブで機能を優先したスタイルを、より流麗で官能的な形態へシフトすることによって実現した」
「その一方で、アスリートを連想させるボディラインや現代的なデザインは受け継いでいる。これらは、アストンマーティン初の量産ミッドエンジン・スーパーカーの特徴や機能を表現する上で重要な要素となっているんだ」





