今年3月の段階で割り当て分が完売したヨーロッパ方面では、“スープラの原点”ともいえるニュルブルクリンクで行なわれるVLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)の第3戦でSP8Tクラスの3位に入賞。6月22~23日のニュルブルクリンク24時間耐久レースに向けたデータ収集などの準備が着々と進んでいる。
日本では、ご存知のように来季のスーパーGT GT500クラスに投入される。会場ではオートサロン時点の仕様と思われる車両が隅っこのほうに置かれていたが、当然こちらもデビューイヤーチャンピオンが至上命題だろう。

2008年のR35 GT-Rのデビュー戦(鈴鹿サーキット)では一般紙や経済紙までが取り上げる“GT-R旋風”がおきたが、あれ以上の大騒ぎを巻きおこすことができれば、GRスープラの名を世に知らしめることができるのは間違いない。スーパーGTは世界的な注目度も上がってきている。ここでヘンなリザルトを残すわけにはいかない。
そのほかにも、今年からTOYOTA GAZOO Racingのモータースポーツ活動の柱のひとつに据えられたeモータースポーツの、『グランツーリスSPORT』におけるグローバルワンメイクレース『GR Supra GT Cup』も、これまでリーチできていなかった層へのアピールを担っていく。
