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 この『BMW M8』で初採用されたM専用インテグレーテッド・ブレーキ・システムは、アクセル全開時の高負荷条件下でも優れた安定性を実現。ブレーキの作動、ブースター、ブレーキ制御の各機能をコンパクトに統合し、非バキューム式のブースターを採用することで約2kgの重量を削減するとともに、ブレーキ圧は電動アクチュエーターによって生成され、より素早く正確な制御が可能となっている。

 これにより、ドライバーは任意に車両の減速度を調整することが可能となり、あらゆる状況でドライバーが思い描くペダル・フィーリングを得ることができ、濡れている路面や横方向の加速度が大きい、ブレーキ温度が高い、などといった状況下でも、ブレーキペダルの感覚を一定に保ち、常に正確な制動力の制御が可能となっている。

 また、同じく新システムとして、センター・コンソールに「M MODE(Mモード)」ボタンが追加された。これにより、メーター・パネル、ヘッドアップ・ディスプレイの表示方法や、運転支援システムの介入レベルを「ROAD(ロード)」「SPORT(スポーツ)」いずれかのモードに変更することが可能となった。

 さらに、よりアグレッシブなスポーツ走行を想定したモデルであり、エンジンからデザインまで、特別なセットアップが施された『BMW M8 Competition』も設定され、専用設定となるエンジンはピークパワーを625PSにまで高めている。

 そのエンジン本体も車両構造部との接続部をより強固にする、極めて硬い専用のエンジンマウントを採用し、より直接的な動力伝達を実現した。

 エクステリアでもその特別な性能を表現すべく、ハイグロス・ブラックのキドニー・グリルとモデル・バッチ、ドア・ミラー、リア・スポイラーが装備され、Mモード・ボタンでは通常モデルのROAD(ロード)、SPORT(スポーツ)に加えて、運転支援システムの快適性と安全性に関する全ての機能が無効になるTRACK(トラック)モードが装備されている。

 両モデルともに左右ハンドル仕様が用意され、『BMW M8』が2230万円。『BMW M8 Competition』が2433万円となっている。

BMW M社独自開発ののクロスバンク型ツインパワー・ターボ・テクノロジーを採用したV型8気筒エンジンは最高出力600PS/6000rpm、最大トルク750Nm/1800-5800rpmを発生
新システムとして、センター・コンソールには「M MODE(Mモード)」ボタンが追加されている
最高出力を625PSにまで高めた『BMW M8 Competition』では、「TRACK(トラック)」モードが装備されている

BMW カスタマー・インタラクション・センター:フリーダイヤル:0120-269-437
BMW インターネット・ウェブサイト:http://www.bmw.co.jp

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