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 そしてもうひとつの懸案であるFF化による運動性能面では、日本のBMWとして初となるARBを搭載。この機構ではエンジン・コントロール・ユニットで直接スリップ状況を感知し、ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)を経由することなく、以前より約3倍の速さで信号を直接エンジンに伝達。

 前輪駆動車特有のコーナリング時に車両が外側に膨らんでしまう現象(アンダー・ステア)を大幅に抑制し、より俊敏な走りを実現したという。

 そしてアルミニウム製のエンジン・フードを採用し、高張力鋼とアルミニウムを効果的に組み合わせた骨格により、剛性を確保しながら最大30kgの軽量化を果たしたボディには、日本上陸最初のラインアップとして1499cc直列3気筒直噴ガソリンターボ(140PS/220Nm)の118i系と、同1998ccの4気筒(306PS/450Nm)となるM135iの2機種を設定。

 後者のM135iでは、BMWのインテリジェント4輪駆動システムBMW xDriveを採用し、新開発の機械式トルセン・リミテッド・スリップ・ディファレンシャルを標準装備するなど、よりスポーティかつ俊敏な走りを実現した。

 またデザイン面でも、M135iにはメッシュデザインのキドニー・グリルや、直径100mmのデュアル・エキゾースト・テールパイプを採用するとともに、キドニー・グリルやエアインテーク・トリム、ミラーキャップ等がセリウム・グレーに統一され、よりアグレッシブなエクステリアとなっている。

 そのほか、高機能な運転支援システムやAI技術を活用したインテリジェント・パーソナル・アシスタントも設定され、運転支援機能として新たにレーン・チェンジ・ウォーニング、後部衝突警告機能、クロス・トラフィック・ウォーニング(リア)、スピードリミット情報表示機能が追加されたドライビング・アシストを標準装備。さらに直近に前進した50mの軌跡を記憶し、その軌跡通りに後退する際に、ステアリング操作を自動で行う”リバース・アシスト”を備えたパーキング・アシスト機能も標準で備わっている。

 118i系はトリム違いで標準、Play、M Sportの3モデルが用意され、トップグレードのM135i xDriveを含めて価格は334万〜630万円に。11月以降に順次デリバリーが開始される予定だ。

5.1インチのメーター・パネル・ディスプレイや8.8インチのコントロール・ディスプレイを採用。日本では全車右ハンドル仕様となる
4400mm級の全長で2670mmのホイールベースを実現。後部足元のスペースも約40mm広くなり乗降性も向上した
トップグレードのM135iには1998ccの直列4気筒直噴ターボ(306PS/450Nm)を搭載する

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