更新日: 2019.12.26 20:06
軽オープンスポーツのトヨタ・コペンGR SPORTはレジャーもこなせる日常の“相棒”になるか/市販車試乗レポート
出発前に、まずはコペンGR SPORTの外観をチェックしよう。外観はベースモデルに比べ、軽自動車枠の範囲内ながらワイド&ローがひと際強調されている。
フロントはデザイン性と冷却性能を両立させた専用グリルやLEDヘッドライト、LEDリヤコンビランプにあしらわれたブラックの加飾により、ベースモデルよりもレーシーな雰囲気が演出されている。ホイールは専用デザインのBBS製鍛造16インチアルミだ。
コクピットはブラックリングとレッドの針や照明による自発光式3眼メーター、背中に“GR”のエンブレムを刺繍したレカロシート、パドルシフト、MOMO製革巻きステアリングホイールなど、『GR SPORT』専用の装備が備えられている。
運転席に備えられたレカロシートの肩口にはサポートワイヤーが内蔵されており、強い横Gがかかっても身体をしっかりと支えてくれるなど、本気の走りをするための環境が整えられている。
そしてコペンが持つ最大の特徴は、電動回転式ルーフ『アクティブトップ』が採用されていて、オープン走行を楽しめることだ。屋根を開ける際は、2カ所のルーフロックを解除し、センターコンソールに配置されたスイッチを操作するだけ。運転席に座ったまま、約20秒でフルオープン走行に切り替えられる。
日常のお買い物などで気になるトランクを見てみよう。ルーフオープン時には格納されたルーフがスペースを占有してしまうが、通勤用のカバン程度なら積めるスペースは確保されている。
ルーフをクローズすると収納スペースは拡大され、9インチのゴルフバッグも問題なく積み込むことが可能だ。ゴルフバッグが入るだけの容量があれば、日常使いでも十分に活躍してくれるだろう。また、トランクは高級車などによくみられるイージークローザー機能も備わっており、軽くトランクフードを押すだけで全閉してくれる。