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投稿日: 2020.03.12 12:02

アルファロメオ創立110周年を記念し伝説の『ジュリアGTA』が復活。超軽量『GTAm』も


クルマ | アルファロメオ創立110周年を記念し伝説の『ジュリアGTA』が復活。超軽量『GTAm』も

 これ以外にもエンジン、ドア、サスペンションなどには軽量アルミニウム材を使用。さらに複合材も積極的に活用し、モータースポーツの世界から直接フィードバックされたユニークなポリカーボネイト樹脂であるレキザンは、サイドおよびリヤウインドウフレーム素材として採用され、車重は約1520kgにまで削ぎ落とされた。

 標準バージョンで510hpの出力を誇るパワフルなオールアルミ製2.9リッターV6ツインターボエンジンは、入念なキャリブレーション作業により540hpまで強化。これによりパワーウエイトレシオは2.81kg/hpとなり、0~100km/h加速はローンチコントロールシステムのサポートもあり、わずか3.6秒というレーシングモデルにふさわしい数値をマークする。

 またアクラポヴィッチ製のチタニウム・セントラルエキゾーストシステムが新たに採用され、カーボンファイバー製のリヤディフューザーと一体化することで空力性能にも貢献し、GTAmでは高速走行時に完璧なロードバランスを確保する大型フロントスプリッターとカーボンファイバー製リヤウイングを採用する。

 その性能を支える足元では前後トレッド幅を50mm拡大し、スプリング、ショックアブソーバーおよびブッシュ類を新設計。さらに、セダンモデルとして初搭載の20インチ・センターロックホイールも装備している。

 本国ではすでに予約受注が開始され全車にシリアルナンバーが付与されるが、日本導入の有無、また導入された場合の価格・台数に関しては、現状すべて未定となっている。

GTAmバージョンはリヤシートを完全に取り去った場所に、ヘルメットと消火器を格納するスペースを設ける
GTAmではロールバーが設置され、ドアハンドルの代わりにベルトが採用されている


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