更新日: 2020.06.30 17:45
アウディQ5が新型に進化。Qモデルのアイデンティティを強化しさらにシャープなデザインに
アップデートが施されたアウディQ5には、次世代のOLED照明テクノロジーが初採用されています。OLEDは、均一な光面を生成する非常に効率的な有機発光ダイオードです。オプションのOLEDリヤライトは、6つのセグメントから構成される3つのタイルに分割されています。これにより、アウディのデザイナーと開発者は、同一のハードウェアを使用して、異なるライトデザインとシグネチャーを生み出すことができるようになりました。
アウディの開発部門で“ライトイノベーション”の責任者を務めるステファン・ベルリッツは、次のように説明しています。「デジタルOLEDの利点は、完全なコントラストに加えて、均質性が高く、セグメント間のギャップを最小限に抑えることができる点です。将来的に、デジタルOLEDは、高い精度と幅広い可変性を備え、パーソナライズされたライティングデザインを実現するための完璧なテクノロジーとなるでしょう。このテクノロジーは、幅広い開発の可能性を提供してくれます」
お客様は、Q5を注文する際に、3種類のリヤライトシグネチャーのなかから、好みのデザインを選択することができます。それぞれのライトシグネチャーは、独自のカミングホーム/リービングホームデザインを備えています。アウディドライブセレクトのモードを“ダイナミック”に切り替えると、ライトがさらに別のシグネチャーに切り替わります。
OLEDリヤコンビネーションライトは、近接検知機能も装備しています。ほかの道路ユーザーが、停止しているQ5の後方から2メートル以内に近づくと、すべてのOLEDセグメントが点灯します。Q5が動き始めると、元のライトシグネチャーに戻ります。さらに、OLEDリヤライトを搭載した全モデルには、ダイナミックターンインジケーターが装備されます。
アウディQ5には、LEDヘッドライトが標準装備され、マトリクスLEDヘッドランプがオプション設定されています。マトリクスLEDヘッドランプのインテリジェントなアダプティブハイビームは、ほかの道路ユーザーを眩惑することなく路面を明るく照らし、より高い安全性と利便性を提供します。
広々として多用途:寸法及びインテリアスペース
デザインが見直されたアウディQ5は、より大型のバンパーを採用したことにより、全長が19mm長くなり4.86mとなっています(注:日本仕様は現行車もおなじ全長)。全幅(ドアミラーを除く)は1.89m、全高は1.66mで変更はありません。2.82mの長いホイールベースは、広々としたインテリアの基盤となっています。
オプションとして、前後にスライド可能で、背もたれの角度を調整できるリヤシートが用意されています。このリヤシートを装着した場合のラゲッジスペースは、520〜1520ℓです。折りたたみ式の可変フロアマットは標準装備されており、オプションでパワーテールゲートを選択することもできます。
そのインテリジェントな素材の組み合わせにより、Q5はセグメントで最軽量クラスのボディシェルを実現しています。Cd値は、クラス最高レベルの0.30です。洗練された空力音響特性により、非常に静かなインテリアが創出されています。
コントロール、インフォテインメント、Audi connect:ファーストクラスのコネクティビティ
アップデートが施されたアウディQ5の新しい制御ユニットは、先代のMIB 2の10倍の処理能力を持つ、第3世代のモジュラーインフォテインメントプラットフォーム(MIB 3)をベースにしています。
標準仕様には、真ん中にドライバーインフォメーションシステムを備えた従来型のメーターパネルが装備されます。最上位バージョンとして、3種類の異なるグラフィックレイアウトを備えた、高解像度12.3インチディスプレイのアウディバーチャルコックピットプラスが用意されています。ドライバーは、マルチファンクションステアリングホイールを介してディスプレイを操作することが可能です。オプションで、ヘッドアップディスプレイを装着することもできます。
Q5には、ダッシュボードの中央に10.1インチMMIタッチディスプレイが標準装備されます。このディスプレイは、フラットなメニュー構造により、非常に使いやすく、フリーテキスト機能を使用して検索することができます。ドライバーは、文字を手で入力するか、ボイスコントロールシステムを介して入力するかを選択できます。『Audi connectナビゲーション&インフォテインメント』を含むMMIナビゲーションプラス・インフォテインメントシステムを組み合わせると、ボイスコントロールシステムはクラウドにアクセスできるようになり、さらに高度な情報を得ることができます。
Audi connectオンラインサービスは、アウディQ5とインターネット及び交通インフラを接続します。ナビゲーションシステムは、Google Earthからの高解像度の衛星画像に加えて、レーンごとの交通の流れや、交通渋滞予測に関する情報を提供します。DAB+デジタルラジオが標準装備される一方で、Amazon Alexa(アレクサ)サービスを利用すると、何千ものAlexaスキルにアクセスすることができます。
Audi connectが提供するCar-to-Xサービスは、よりリラックスした運転を可能にします。例えば、道路沿いの空き駐車スペースを見つけたり、信号機と通信して、可能な限り信号を青で通過するための情報を取得したりすることもできます。myAudiアプリは、ユーザーのスマートフォンとクルマを接続します。
このアプリを使用すると、頻繁に利用するナビゲーションの目的地から、シートの位置、好みの空調設定に至るまで、様々な個人設定を6つのユーザープロフィールに保存できます。これらのデータはクラウド内のmyAudiカスタマーポータルに保存され、この機能に対応した車両において、認証済みのユーザーが利用できます。
オンデマンド機能:購入後いつでも利用可能
アップデートが施されたアウディQ5の重要な新機能は『オンデマンド機能』です。これにより、お客様は、myAudiスマートフォンアプリまたはmyAudiオンラインポータルを介して、購入後いつでもMMIナビゲーションプラスやアウディスマートフォンインターフェイスといった機能を利用することができます。利用を申し込むと、無線で機能が有効化されます。お客様は、1か月、1年、または無期限の3つの利用期間を選択できます。