更新日: 2020.07.15 18:39
EV新時代のクロスオーバーSUV『ニッサン・アリア』発表。日本では2021年中頃に発売
2020年7月15日
プレスリリース
日産自動車 新時代の100%電気自動車『ニッサン・アリア』を発表
日産が培ってきた電気自動車のノウハウと最新のコネクテッド技術を融合させたスタイリッシュで革新的なクロスオーバーEV
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田誠)は、電気自動車の新しい扉を切り開く、まったく新しいクロスオーバーEV『ニッサン・アリア』を世界に向けて発表しました。そのワールドプレミアが間もなくオープンする『ニッサン パビリオン』にて、バーチャルイベントで実施されました。
日産初のクロスオーバーEV、ニッサン・アリアは力強い加速、滑らかな走り、EVの特性を活かした静粛性を兼ね備えています。室内はラウンジのような心地の良い高級感あふれるデザインで統一され、ドライバーや同乗者を温かく迎えます。そして、運転のストレスを軽減する運転支援機能やコンシェルジュのようにドライブをサポートするシームレスなコネクテッド技術は、運転中のドライバーの信頼感を高め、最大610kmの航続距離(2WD 90kWhバッテリー搭載モデル 2WD WLTCモード 社内測定値)*1は、アリアが毎日の通勤だけでなく、週末のドライブにも最適なパートナーであることを証明しています。
新しい日産とニッサン インテリジェント モビリティを体現したデザイン
◆エクステリア
新型アリアは、日産の新しいデザインランゲージと“ニッサン・インテリジェント・モビリティ”技術を体現したモデルです。シンプルでありながら力強く、かつモダンな表現で“タイムレス・ジャパニーズ・フューチャリズム”をデザインに反映しました。そして「スリーク」「シック」そして「シームレス」というキーワードを用い、アリアの先進技術やコネクテッド技術のイメージをデザインで伝えています。
モーター駆動のEVは、ガソリンエンジン車で必要だったエンジンルームの冷却が不要となるため、アリアのグリル部分は、スモークがかったパネルでカバーされ、その中には日本の伝統的な組子パターンが立体的に表現されています。パネルは内部に配置されたプロパイロットなどの先進技術を支えるセンサー類を守る役目に代わっていくことから、日産ではシールドと表現しています。
空力性能に優れたシールドの中心には新しい日産を象徴する新たなブランドロゴがLEDによって光り輝きます。また、4つのLEDを配したヘッドライドは非常に薄くデザインされ、日産のデザインシグネチャーであるVモーションは白い光で表現され、ウインカー点灯時にはシーケンシャルウインカーとしても機能します。
ボディサイドは低く滑らかなルーフラインが、空気抵抗を感じさせない印象を与えます。アルミホイールは19インチと20インチが設定され(グレード別)、エアロダイナミクスに優れたデザインでありながら、ダイナミックな佇まいとスポーティーな性格を見事に表現しています。そして、フロントとリアを直線でつなぐウエストラインは、まるで建築物のような美しさを携え、どの角度から見ても美しさとエネルギーが宿っているかのような活力を表現しています。
リヤのスタイリングも印象的で、特にスモークがかった水平基調に延びるリアコンビネーションランプは、消灯時はすっきりとした見た目になり、点灯時は赤い光がしっかりと見えるよう設計されました。
シニアデザインダイレクターのジオバーニ・アローバは次のように述べました。
「ニッサン・アリアのエクステリアは、日産のEV専用プラットフォームがもたらす新たな可能性を示しています。驚くほど短いオーバーハング、アグレッシブなルーフライン、大きなホイールが、スポーティーと高級感を完璧に両立させた上質感溢れるデザインを実現しています」
ボディカラーは、9種類のツートーンと5種類のモノトーンをラインナップします(仕向地によって異なる)。“暁(あかつき)”と呼ばれるカッパー(銅)とブラックのツートーンカラーは、夜が明け太陽が昇る瞬間をイメージし、新しい一日の始まりを表現しています。カッパーがアリアの流線形なデザインを際立たせるとともに、電気を流す銅を表現し、今後やってくる電気自動車時代の幕開けを感じさせます。
◆インテリア
モノとモノの間にある空間や、連続するコトとコトの間の時間を意味する日本語の「間(ま)」をキーワードとしてデザインされたインテリアは、まるでお気に入りのラウンジにいるかのようなシンプルで快適な空間を提供します。
アリアに採用されている新開発のEV専用プラットフォームは、フラットで広々したフロアを実現するとともに、従来室内に配置されていた空調ユニットをモータールームに配置することで、Cセグメントのボディサイズでありながら、Dセグメントレベルの広い室内空間を確保しました。
また、スリムなデザインのゼログラビティシートや、元々騒音が少ないEVでありながらも遮音材をふんだんに使用することで、従来にない高い静粛性を実現し、乗る人すべてがストレスを感じない、リラックスした空間を楽しむことができます。
ダッシュボートには従来のような物理的なスイッチは無く、クルマの電源を入れるとアイコンが浮かび上がります。このスイッチは単なるタッチセンサーではなく、運転中でも操作感がわかるように振動するハプティクススイッチになっています。
幅が広いセンターコンソールは、ドライバーのシートポジションに合わせて電動で前後に動かすことが可能です。その上には“アドバンスド・アンビエント・ライティング*4」が施された新デザインのシフトノブが配置され、センターコンソール内にはQi規格のワイヤレスチャージャーが搭載されています。
アローバは、次のように述べました。「アリアのインテリアは、目的地に向かうドライブ中も、慣れ親しんだリビングにいるかのような心地よさを提供します。従来の高級車のような雰囲気ではなく、最新のテクノロジーと高い実用性を併せ持ちながら、上質な未来を感じさせる佇まいを表現しています」