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  • 株式会社アネブル 代表取締役社長 松田安正さん
  • 神奈川県小田原市で2017 年から稼働を開始したアネブル西湘テクニカルセンター。エ ンジンベンチを計5基(AVL製ダイナモメーター4基+明電舎製1基)設置。西湘TCのほか、神戸TC、碧南デザインセンターなどがあり、本社を含め7事業所を展開している。
  • SACHSはアネブルが最初に取り扱いを始めた海外ブランド。競技車両用ダンパー、ロードゴーイングカー向けスポーツダンパー、ともに扱う。写真は、ポルシェ用スポーツ ダンパーをオーバーホール中のAP部インドラ・ムザファさん(愛車はR35 GT-R)。
  • 英BMRS製ホース&フィッティング類も扱い歴が長い。レース用はワンオフとなり、西湘TCでの製作が基本だが、チームのガレー ジに出張、その場でカシメ&圧力検査のう え納品という機動力もある。カシメているのはAP部の真田真太郎さん(愛車はFD3S)。
  • クルマのタイムアップ、作業の確実性向上やタイム短縮のヒントを常に求めているのがレースメカニック。これに応えるべく、ネタ探しに余念がない。たとえば、BMRS製ホースユーザーの、とあるGT300トップチームに対しては、ステンメッシュ 製からハイテンプポリマー(樹脂)製へのスイッチを提案。これにより、車両全体で約2kgの軽量化を実現したという。窒素ボンベのレギュレーターでは英CES EUROPE LTDというブランドに着目。減圧のロスが少なくなり、エア流量が安定することで、インパクトレンチの性能をより発揮できるようになったり、車両ジャッキアップの速度が上がったりするなどで好評を得ている。
  • 取り扱いブランド(抜粋)/SADEV(サデブ):FF用トランスミッションST82-17(重量は38kg!)がTCRで8割以上というシェアを獲得している、フランスのトラ ンスミッションメーカー。WRC 、ダカールラリーなどでもタイトル獲得多数。
  • 取り扱いブランド(抜粋)/ZF(ゼットエフ):GT500車両へのク ラッチ供給(共通部品)などでもおなじ みのドイツのメーカー。TCR車両では4車種が2WAYダンパ ーを、2車種がツインプレートクラッチをホモロゲパーツとして採用している。
  • 取り扱いブランド(抜粋)/KRONTEC(クロンテック):エアジャッキはGT500全車が、給油装置はGT3車両メーカーの多くが採用するな ど、“タイム短縮”と作業の確実性アップに貢献してくれるということで高い人気を誇るドイツのブランド。
  • 取り扱いブランド(抜粋)/DREXLER(ドレクセラ):機械式LSDが多くのTCR車両で採用さ れている、ドイツのメーカー。イニシャルトルクの変更が可能なタイプと固定タイプの2種類。2019年ニュル24時間 TCRクラス優勝のシビックTCRも装着。
  • AVL製ダイナモメーターを備えるエンジンベンチ室のひとつで、 ここでは最大出力250kW 、最高回転数10000rpmまで測定可能。オペレーターの右側にある動力計操作盤にECUや機器関係が集約されている。