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  • 国産コンパクトSUV、2020年冬商戦の行方を追う
  • ヤリスクロスは卓越したシャシー性能を持つ。高速域での安定感は高く、高速ツアラーとしても優秀だ。動力性能はハイブリッド車が上だが、ダイレクトシフトCVTが組み合わされるガソリン車も侮れない
  • ヤリスの塊のような造形に対して、ヤリスクロスは大人びたスタイリング。高めのベルトラインやホイールアーチ、サイドシルに配される樹脂パーツなど、SUVらしさも取り入れている
  • ヤリスクロスのインパネまわり
  • ヤリスクロスの後席の居住性は合格点
  • 荷室も平均的以上で、後席格納時には2段式の床面ボードで広大なフラットスペースが出現するなど、工夫を凝らしたユーティリティも見所
  • 運転支援機能のLTAまでカバーするフル機能バージョンのトヨタセーフティセンスが、最廉価グレードを除いて標準装備。ヤリスクロスはヤリスに未採用の電動パーキングが採用され、ACCも全車速型に進化
  • スマートフォンと接続すればスマートフォンのアプリナビをモニターに表示できるが、従来のような独立タイプのナビもオプションで用意する
  • ニッサン・キックス
  • ニッサン・キックスのリヤスタイル
  • 日本仕様のキックスは、内装や装備を奢った上級グレードのみの展開。『Xツートーンインテリアエディション』は、オレンジ/ブラックを基調にした内装で、プレミアムな装い
  • ニッサン・キックスのフロントシート
  • ニッサン・キックスのリヤシート
  • キックスは荷室も十分な広さを確保。ゲート開口部も広く積載性も良好。エクストレイルに装備される防汚フロアは未採用だが、一般的なレジャー用途にも対応できる
  • 通信連携機能付きの純正ナビが用意されるが、コンソール内の2DINスペースにモニター一体型のユニットを収めるひと昔前のレイアウト。好きな社外ナビを選べる利点もあるが、やや物足りなさを感じる
  • アクセルを踏み込んだ感触はリーフに近く、加速は俊敏だ。ただ、省燃費性能はほどほど。プロパイロットの恩恵で高速走行は十分にこなすが、速度が上がるほど燃費が落ち込む傾向も強い
  • ニッサン・キックスは1.2リッターエンジンと最高出力95kWのモーターを備える100%電気駆動のe-POWERを採用する
  • マツダMX-30
  • 標準仕様車は割安だが、内装意匠はシンプルになる。内装仕様はパッケージオプションで自分好みに選べる。後席のゆとりや荷室の広さはCセグメントとしてはほどほどだが、街乗りレベルでは問題ない
  • 安全&運転支援機能もマツダの最新システムを採用。ただオプションで選べる機能も多く、装着設定が少々ややこしい。高速道路でステアリング操舵支援を行うクルージング&トラフィックサポートはセーフティサポートパッケージ車以上を選ぶ必要がある
  • 車載ITはマツダコネクトの第二世代型を装着。ナビはディーラーオプションで、インパネ上のモニターも最新のワイドタイプ液晶だ。オプションでボーズサウンドシステムも選べるが、標準のハーモニック・アコースティックシステムも音の良さに定評がある
  • 左右とも2枚のドアが観音開きに開くフリースタイルドアを採用。室内高はさほど高くはないが、ピラーレス構造のおかげで開口部は広い。開閉は面倒だが、後席への乗降性は悪くない
  • 2.0リッターエンジンと小型モーターを組み合わせたe-SKYACTIV Gと呼ぶマイルドハイブリッドを採用。モーター出力の恩恵はほどほどだが、GVC Plusを核としたマツダ独自の駆動制御で心地よい走行フィールを体感できる
  • スバルXV
  • ディーラーオプションのナビユニットはコンソール上部に設置。適度にサポートの効いたシートや黄色のステッチが刻まれたダッシュボード&トリムまわりなど、アウトドアテイストを高めた演出も見所
  • パワートレインは1.6リッターと2.0リッターe-BOXERのふたつ。いずれもスバル独自の水平対向4気筒エンジンを採用。e-BOXER車はスバルXVでは6割を超える販売比率を記録するなど、いまやスバルの主力ユニットに成長を遂げている
  • スバル車の代名詞であるアイサイトも全グレードに標準装備。高速道路上でアクセル&ブレーキ、ステアリング操作を支援するツーリングアシストも装着されている
  • スバルXV
  • トヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキーはデザイン&グレードが異なる姉妹車関係にあり、ダイハツAプラットフォームを採用。ライズはボクシーな雰囲気でミニRAV4のようなスタイリングに仕上げられている
  • ボディサイズの割りには室内は広め。前後席の幅も900mm確保されるなど、後席居住性も配慮した設計も見所のひとつ。荷室もこのクラスにしては十分な広さを持つ
  • スペックは98ps/14.3kgmと平凡だが、ギヤ機構が併用されるD-CVTにより低速域と高速域の両方で力強い加速感を実感できる。軽いボディの恩恵もあって、最小クラスとは思えぬほど、活発な走りが楽しめる
  • 合計17種類の安全運転支援機能が備わるスマートアシストを用意。レーンキープコントロールなどの運転支援機能の一部は上位グレード限定だが、最新モデルに相応しい実用的な機能を持つ