そんな氏が手掛けた銀板トリムには赤銅(金と銅の合金)による繊細な文様を切り抜き銀板に接合し、木槌や金槌で叩いてめり込ませて文様を仕上げるという非常に高度な打込象嵌の技法による文様が施されている。
表面の処理後に赤胴部分が青みを帯びた艶やかな黒の文様として浮かび上がることで、洗練された日本画の世界観、日本人の美意識が表現された。
トリムに描かれるモチーフとして、奥山氏は福島県にある三春滝桜の枝垂れ桜を選択。冷たいメタルの上にも春を待つ自然の息吹が感じられ、日本人の心の琴線に触れる印象的かつ芸術性の高い作品となっている。
さらに奥山氏の作品でも人気の高い槌目打ちの純銀製カップの表面に桜の花の文様をあしらった専用カップ2個も特別に装備し、後席にエグゼクティブ・ラウンジ・シート、BMWインディビジュアル・クール・ボックスを標準装備としたことで、侘び寂びのある冬の桜の枝のトリム装飾と桜の花が咲く純銀製カップとのコントラストが、季節の移ろいを愛でる至高のラグジュアリー・ドライビング体験を演出する。
前出のとおり、この『BMW 7シリーズ ピュア・メタル・エディション』はBMWオンライン・ストアのみの取り扱いで、限定2台ともに左ハンドル仕様に。価格は2650万円(税込)となっている。


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