■トップシークレット/R35 GT-R TS 2021 Gold

ニッサン車両の老舗チューナーと名高いトップシークレット。今回は3台のGT-Rを出展させたが、その中で最も印象的だったのが、黄金に輝くキャンディゴールドを身に纏ったフルコンプリート仕様のR35 GT-Rだ。
エアロパーツはフロントバンパーとリヤバンパーが2021モデルとなりスタイリングイメージを変更。エンジンのCPUセッティングとトランスミッションも2021仕様にアップデートされている。
ホイールはOZの鍛造20インチだが、トップシークレットのオリジナル品がインストールされていた。




■ SPOON SPORTS/N-ONE レーシングカー


ホンダ車のチューニングで有名なSPOON SPORTSが、2019年12月に納車されたばかりの新型N-ONEを、いち早くレーシングカーに仕立てた1台。
先代と最新モデル、見た目はそっくりなのだが、最新モデルに先代のパーツはほとんど使えないため、新規パーツを開発しながら仕上げている最中だという。
今回の展示車両はその第一弾で、足まわりとブレーキ、サイド出しのマフラーがが装着されていた。
ちなみにレース直系チューナーらしく、新型N-ONEでもサーキットに挑む予定で、北米で開催される世界最長のサンダーヒル25時間耐久レースを視野に入れているそうだ。




■カーステーション マルシェ/スバルWRX STI


現役ラリードライバーの石田正史氏が率いるカーステーションマルシェが手がけたスバルWRX STI。
HKSキットで2.2リッターに拡大されたEJ20エンジンは、新作タービンとの相乗効果で500psまでスペックアップ済み。
さらに自社オリジナル補強部品『すじがねくんシリーズ』などで、ボディチューンが施されていることもあって、さぞやサーキットユースに特化したチューニングモデルと思いきや、目指すコンセプトは“走る場所を選ばぬオールラウンドプレイヤー”という。
サーキットまでの道のりも楽しく走って欲しいという想いをこめて製作したそうだ。




■オートバックスグループ/A PIT スイフトスポーツ


『A PIT』は、厳選された市販パーツを用いてカスタマイズ車両を提案する、オートバックスグループが提案する新しい試みのひとつ。
このスズキ・スイフトスポーツは、スーパーオートバックス東雲が製作したカスタム車両で「必要最小限のパーツでどこまでスペックアップができるか?」をテーマに開発されている。
エンジンはHKSパーツを用いてファインチューン。耐久性も考慮したチョイスでバランス良いスペックアップを狙う。
足まわりは筑波サーキットを想定したセッティングで、HKSスプリングを用いてバネレートを変更したほか、TWSホイールやキャリパーとパッドも交換。
さらにアライメント調整にも注力しているという。内装パーツも実戦重視のチョイス。シートはブリッドのフルバケットタイプ、ロングシフトへの変更など、コスパ良く効果を実感できる提案が注がれている。




■TSD Styling/ジムリィ


スズキ・エブリィに完成度の高いスワップキットを組み込むことで『ジムニー顔』を再現したこの車両。
2インチアップのスタイリングも極めて自然で、抜群の完成度を感じさせてくれる。さらにカスタムオーダーではなく、コンプリートカーキットとして市販されているということも驚きだ。
今回の車両コンセプトは、ファミリーでのキャップユースや車中泊を想定した室内カスタム仕様。別途オプションになるが、この仕様で提供することも可能とのことだ。


