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 車内は2900mmのロングホイールベースの恩恵を受け、リヤシートに大人ふたりが乗車しても充分に寛げるスペースが確保された。ラゲッジスペースも405リットルの容量を備えている。

 操作系では12.3インチのアウディ・バーチャルコックピット、10.1インチ大型タッチディスプレイを標準で装備するほか、音声によるオンラインサーチやWi-Fiホットスポットを備えたMMIナビゲーションプラスを標準装備し、Audi connectの幅広いサービスを受けることが可能に。また、急速充電ステーションを使用して最短の充電時間で最速ルートを計算するための“e-tronルートプランナー”も搭載されている。

 パワートレインは車両前後に搭載されたふたつの電動モーターと電子制御四輪駆動システムの“エレクトリックquattro”からなり、最高出力は350kW(約475PS)、RSモデルでは475kW(約645PS)を発揮する。最大トルクはそれぞれ640Nm、830Nmだ。これによりRS e-tron GTはわずか3.3秒で静止状態から100km/hに到達する。

 動力源となる総容量93kWh(実使用容量は84kWh)の車載バッテリーは多くのEVと同様に、フロア下に配置された。システムの電圧は800Vとなっており、WLTCで500km以上の航続距離を実現するスペックを有している。

 運転支援システムでは、アウディプレセンス・セーフティシステムをはじめ、アダプティブクルーズコントロール、サイドアシスト、リヤクロストラフィックアシスト、ターンアシスト、エマージェンシーアシストなどが標準装備されたアウディe-tron GTの日本での発売は2021年秋を予定。

 価格はe-tron GTクワトロが1399万(税込)、高性能版のアウディRS e-tron GTは1799万円(税込)となっている。なお、日本仕様の詳細は国土交通省の認可取得後にアナウンスされるという。

アウディe-tron GTクワトロ(エクステリア:サイド)
アウディe-tron GTクワトロ(エクステリア:サイド)
アウディe-tron GT(エクステリア:リヤ)
アウディRS e-tron GT(エクステリア:リヤ)
アウディe-tron GTクワトロ(走行イメージ:フロント&サイド)
アウディe-tron GTクワトロ(走行イメージ:フロント&サイド)

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