また、リチウムイオンタイプの駆動用バッテリーも13.2kWhと大容量だが、リヤシート下に配置することで純内燃機関仕様と実用上ほぼ不変の後席の居住スペースとラゲッジスペースを確保する。
このリヤ荷重増に対応するため、サスペンションはPHEV用のマルチリンク式にアップグレードされ、性能向上とバッテリー配置による前後重量配分の改善(PHEV版で約56:44、ディーゼル版で約61:39、ガソリン版で約60:40)により、ハンドリングと乗り心地の両面においてさらなるレベルアップが図られた。
また、通常のダンパーにセカンダリーダンパーが追加された構造を持つ、このC5エアクロスSUVの武器でもあるPHC(Progressive Hydraulic Cushions/プログレッシブ・ハイドローリック・クッション)や、ナッパレザーを標準化としたアドバンストコンフォートシートも継承。
ラウンジのソファのような快適な座り心地と、伝説の“ハイドロニューマチック”から受け継ぐMagic Carpet Ride(マジック・カーペット・ライド/魔法の絨毯のような乗り心地)に加え、内燃機関版同様に遮音性ラミネートをサンドイッチしたフロントサイドウインドウを採用。バルクヘッドなどに入念な防音材を設置することで、ロードノイズ、風切り音を軽減し、静粛性によるコンフォート性能向上も果たしている。
バッテリー充電は200V普通充電のみに対応し、3kWで約5時間、6kWで約2.5時間で満充電に。さらに無料の『My Citroën』アプリと連携させることで、リモートチャージングとプリコンディショニングの操作が可能となっている。
これら機能面により、このC5エアクロスSUV プラグインハイブリッドは各種エコカー減税の対象となり、CEV補助金も支給対象に。令和3年度環境省CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)は20万円で、車両本体の税込価格は550万円となっている。


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