クルマ ニュース

投稿日: 2021.07.03 07:00
更新日: 2021.07.02 16:08

容姿も機能も“ミニSクラス”に。新型『メルセデス・ベンツCクラス』7月下旬より先行予約開始


クルマ | 容姿も機能も“ミニSクラス”に。新型『メルセデス・ベンツCクラス』7月下旬より先行予約開始

 乗員が乗り込むシートでは、ドライバーの指紋、声のいずれかの生体認証もしくはPINコードによる認証が可能となり、どちらかの認証によりシート、ステアリング、サイドミラーのポジションやコックピットディスプレイの表示スタイル、ペアリングした携帯情報端末やナビゲーションのお気に入り設定などを統合して読み込むことが可能に。

 さらに全長65mm延伸の効果は室内空間にも現れ、ホイールベースは従来より25mm、後席レッグルームは21mm伸ばされ、後席ヘッドルームは13mm拡張されたことで居住性向上も果たしている。

 そして「全モデル電動化」を謳う注目のパワートレインでは、まずガソリン仕様のC200とクリーンディーゼルのC200dが先行導入され、4輪駆動のC200 4MATICやPHEVのC350eは少し遅れた2022年以降の上陸を予定する。

 そのC200系には1.5リッター直列4気筒直噴ターボの『M254』が搭載され、エンジン単体で204PS/300Nmを発生。2.0リッター直列4気筒クリーンディーゼルの『OM654M』は、同じくエンジン単体で200PS/440Nmを発生し、両パワートレインとも、エンジンとトランスミッションの間に配置されるマイルドハイブリッドシステムのISGによって、最大で20PS(15kW)/200Nmの短時間ブーストが可能となる。

 エンジン、モーターの双方がより強力になった上で、従来型で採用されていたBSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)に比べて、ISGはエンジンと9G-TRONICの間に配置されることから、より強力で効率的なブーストが可能に。

 また、回生ブレーキやコースティングなどで燃費の低減に寄与するのはもちろんのこと、変速ショックやエンジン再始動時の振動の低減なども図られ、強力かつ洗練された乗り味を実現した。

 そのほか、元来より美点だった高い小回り性能は、最大2.5度の同位相/逆位相が可能なリヤ・アクスルステアリングを採用することで良好な取り回しと優れたハンドリングを実現。さらに新型『Sクラス』から搭載される最新の安全運転支援システム(ADAS)である“インテリジェントドライブ”は、今まで以上に精密に車線中央を維持することができるアクティブステアリングアシストや、各機能の作動条件拡大、認知機能の大幅なアップデートが図られている。

 セダン、ステーションワゴンともに、前述のとおりガソリン仕様のC200とクリーンディーゼルのC200dが先行導入され、7月下旬からの予約受付を開始予定。現在は公式サイト上で予約特典が利用可能となる先行エントリーも実施中で、価格はセダンが654万~682万円(税込)、ステーションワゴンが680万~708万円(税込)となっている。

上下に分割されたダッシュボードは、翼のような形状に航空機のエンジンナセルを想わせる、丸みをつけた横長の新デザイン・エアアウトレットを配置
Dセグメント初のAR(Augmented Reality=拡張現実)ナビゲーションや指紋、声の生体認証によるシートポジション等の設定など新規軸を満載
全長65mm延伸の効果は室内空間にも現れ、ホイールベースは従来より25mm、後席レッグルームは21mm伸ばされ、後席ヘッドルームは13mm拡張されたことで居住性向上も果たしている

メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp


関連のニュース