■パワートレイン
3.5リッター V6ツインターボガソリンエンジン
TNGAの思想に基づきランドクルーザー伝統の信頼性を継承した、最高出力305kW(415PS)、最大トルク650Nmの3.5リッター V型6気筒ツインターボガソリンエンジンを新たに開発。
マルチホール直噴インジェクタ付D-4STの採用やロングストローク化、バルブ挟角の最適配置による高速燃焼と高効率ツインターボが力強い低速トルクと優れた過給レスポンスを生み出す。

3.3リッター V6ツインターボディーゼルエンジン
ピストン燃焼室、吸気ポート、インジェクターといったエンジン各部の構造を最適化し、227kW(309PS)の最高出力、700Nmの最大トルクと、優れた燃費性能を両立している。

走りの面では、新採用の可変ノズル付2ウェイツインターボが、あらゆるシーンで爽快な加速感をもたらす過給性能を実現。低速域ではシングルターボの高レスポンスによる力強い加速に、高速域ではツインターボの大吸気量によるのびやかな加速に寄与する。
V6ツインターボエンジンの性能を引き出すDirect Shift-10速AT
発進時を除くほぼ全域でロックアップを作動させ、ダイレクトなフィーリングを実現する。また、10速化により、ギヤステップのクロス化、全体のギヤレシオのワイドレンジ化を可能とし、リズミカルで心地の良い走りのリズムと高速燃費の向上、発進加速・オフロード性能の向上を同時に果たした。
さらに、ガソリン/ディーゼル、それぞれのエンジン向けに駆動力特性と変速タイミングを最適化。ガソリンエンジンでは高回転域までの伸びやかなトルク特性を引き出すような気持ちよい加速感を、ディーゼルエンジンでは低回転から盛り上がるトルク特性を活かし、ドライバーの意思に寄り添った力強い加速を実現する。
■パッケージ/エクステリア/インテリア
オフロードでの機動力、走破性を継承したパッケージ
車体外形は全長、ホイールベースなどボディサイズ、ならびに対地障害角(アプローチアングル、デパーチャーアングル、ランプブレークアングル)を従来型から変えず、オフロード走破性にもつながる扱いやすさを継承している。
室内は、フロント着座位置を後方に移動しつつ、セカンド・サードシート構造・配置を見直し、居住性・荷室容量の向上と衝突安全性能を両立。特に、サードシートはフロア格納式とすることで、荷物もより積みやすく進化している。格納・復帰は電動式だ。
エクステリア
歴代ランドクルーザー(ステーションワゴン型)のヘリテージを追求し、キャビンを後ろ寄りに配置する、キャビンバックワードプロポーションが採用された。ラジエーターグリルをヘッドランプとともに高い位置に配置し、前後バンパーの下部も障害物をいなすような造形とするなど、オフロード走行時の機能性を重視したデザインとしている。
また、エンジンフードには大きな凹みを設け、衝突安全性能と前方視界の両立が図られた。ボディカラーにはプレシャスホワイトパールを新設定している。
インテリア
インストルメントパネル上部は水平基調で、過酷な路面変化のなかでも車両姿勢を把握しやすい形状とした。メーターはスピード、エンジン回転、燃料、水温、油圧、電圧が直感的に視認できる6針式を採用。
スイッチ類の配置にもこだわりが見られ、ドライブモードセレクトやマルチテレインセレクト、ダウンヒルアシストコントロール、クロールコントロールのモードセレクトをひとつのダイヤルに融合し、モニターを見ながら操作できる最適な位置に配置されている。
インテリアにおいては快適温熱シートとシートベンチレーションをフロントシートに加え、セカンドシートにも装備。収納力も抜群で、幅広で機能的なコンソールBOXは両開き機構を採用。ペットボトル飲料などを保冷できるクールボックスを一部グレードに採用している。


トヨタ・ランドクルーザー“ZX”(ガソリン車/内装色:ブラック)
■安心・安全装備
指紋認証スタートスイッチ(トヨタ初)を採用
スタートスイッチ中央に指紋センサーを採用。スマートキーを携帯し、ブレーキを踏みながらスタートスイッチ上の指紋センサーにタッチすると、車両に登録された指紋情報と照合、指紋情報が一致しなければエンジンが始動しない機構としている。

安全装備
先進機能を付与した最新の予防安全パッケージ『Toyota Safety Sense』を採用するほか、パーキングサポートブレーキ、アクセルの踏みすぎや踏み間違いを検知すると加速を抑制するプラスサポート機能、ブラインドスポットモニター(停車時警報機能)などが用意された。




