更新日: 2021.08.14 21:28
ニューウェイ監修のアストンマーティン“ハイパーカー”に新モデル『ヴァルキリー・スパイダー』発表
「私たちは、アストンマーティン・ヴァルキリー・プロジェクトを立ち上げた当初から、従来のロードカーをはるかに超える厳格な目標を設定してきた。そして、オープントップ・ハイパーカー・カテゴリーに属する『ヴァルキリー・スパイダー』にも、同じ設計思想を適用した」と語るのは、レッドブル・レーシングのチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるニューウェイ。
「このモデルは、一見するとヴァルキリーからルーフを取り外しただけに見えるかもしれないが、ヴァルキリーと同じコンセプトを採用するためには大きな困難が伴った」
「もっとも重視した点は、ルーフを外した状態でも空力性能を維持することだった。同様に、運転の楽しみを最大限に引き出しながらも、オープントップモデルにとって避けられない重量増加も最小限に留めている」
アストンマーティンCEOのトビアス・ムアースは、「ヴァルキリー・スパイダーは、その情熱と感性をさらなる高みへと引き上げ、真にセンセーショナルな走りを実現した」とコメント。
「このモデルにはレブリミットが1万1000rpm以上に達する6.5リッターV12ユニットが搭載されている。ルーフを取り外した状態で、このエンジンが奏でるサウンドを聴ける日を今から楽しみにしている」
時速240キロで走行したときに1400kg以上のダウンフォースを発生するなど、昨シーズンまでWEC世界耐久選手権を戦っていたLMP1マシンと同等のパフォーマンスを発揮するヴァルキリー・スパイダーは、全世界85台限定で生産される。予約受注と各地域へ割り当てはまもなく開始され、最初のデリバリーは2022年下半期が予定されている。