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 さらに、その足元ではAIRMATICのシステムをベースに、4輪それぞれに48V対応のアクチェーターを追加することで、スプリングレートとダンパー減衰力の個別制御を可能とした“E-ACTIVE BODY CONTROL”をオプション設定。

 ロードサーフェススキャンはステレオカメラで前方の路面のアンジュレーションをモニターし、あらかじめダンパーの減衰力を演算して準備する機能で、これによりタイヤへの初期入力から適切に減衰させるとともに、バネ上にその振動を極力伝えずフラットな乗り心地が提供される。

 さらに約30~130km/hの速度域で作動する“CURVE”と呼ばれるダイナミックカーブ機能では、コーナリング時のロールによるバネ上の傾きを修正し、車体がつねに水平になるよう制御する。

 加えて衝突安全性に寄与する機能も採用されており、側面衝突の可能性があると車両側が判断すると、運転席・助手席バックレストのサイドサポートに内蔵されたエアクッションが膨張し、ドアと乗員の間をサポートするだけでなく、この“E-ACTIVE BODY CONTROL”が瞬時に車高をあげ、頑強な構造部分であるサイドシルでも衝撃力が受け止められるよう調整される。

 この機能は新型『Sクラス』全体の一部仕様変更で『S500 4MATIC』系にもOP設定されるほか、従来ブラック内装の車両にしか装備できなかったMBUXインテリア・アシスタントをブラック以外の内装色でも装備できるように変更。それに伴い、アクティブアンビエントライトおよび一部オプション装備の設定を廃止し、車両価格改定が実施されている。

 このうちラインアップ全体の最上級グレードに位置付けられ、左右の両ハンドル仕様が導入される『S580 4MATIC』の価格は1611万円(税込)。同『S580 4MATICロング』が1953万円(税込)となっている。

“E-ACTIVE BODY CONTROL”にはコーナーでのリーン機能だけでなく、側面衝突の可能性に備える機能も備えられた
助手席の機能に影響を与えない、後席左右のSRSリヤエアバッグが世界初搭載されている

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メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp

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