更新日: 2021.10.07 15:53
マツダ、CX-50など新型SUV5車種を2022~23年導入へ。クロスオーバーSUVの拡充計画を発表
2021年10月7日
プレスリリース
マツダ、2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画を発表
マツダ株式会社(以下、マツダ)は本日、2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画を発表しました。アメリカ新工場で生産する『MAZDA CX-50』や、ラージ商品群*1の『MAZDA CX-60』『MAZDA CX-70』『MAZDA CX-80』『MAZDA CX-90』を2022年から翌年にかけて新たに導入し、グローバルに成長を続けるSUVセグメントにおいて、最新の環境性能と『走る歓び』を両立させた多様な選択肢をお客さまに提供してまいります。
また、これらの商品ラインアップの拡充は、ビルディングブロック戦略*2に基づいて積み上げてきたSKYACTIV技術や一括企画、フレキシブル生産などの開発、生産の技術資産を最大限に活用することで、低投資かつ効率的に実現し、中長期におけるビジネスの安定的な成長を図ります。
CX-50は、SUVらしい存在感やオフロード性能が求められるアメリカに、新たなラインアップの中核として導入するクロスオーバーSUVです。『MAZDA3』や『MAZDA CX-30』などと同じスモール商品群*3に属し、アメリカ・アラバマ州ハンツビル市に建設したトヨタ自動車株式会社との合弁新工場『Mazda Toyota Manufacturing, U.S.A., Inc.』(MTMUS)で2022年1月から生産を開始する予定です。
ラージ商品群のCX-60、CX-70、CX-80、CX-90は、既存モデルのMAZDA CX-5や上記CX-50から上の幅広い価格帯に位置するモデルで、ふたつの異なるボディタイプと2列と3列のふたつのシートタイプを展開します。
道路や駐車場が比較的狭い欧州や日本には、2列シートのCX-60、3列シートのCX-80を、一方、より大きなサイズや存在感が求められる北米などの市場には、ワイドボディ2列シートのCX-70、3列シートのCX-90を展開し、ミッドサイズクロスオーバーSUVのラインアップを拡充させます。
■2022年以降導入予定のクロスオーバーSUV商品群
モデル/主要導入市場
●ラージ商品群
MAZDA CX-60(2列シート)/欧州、日本、他
MAZDA CX-70(ワイドボディ2列シート)/北米、他
MAZDA CX-80(3列シート)/欧州、日本、他
MAZDA CX-90(ワイドボディ3列シート)/北米、他
●スモール商品群
MAZDA CX-50/アメリカ
これらのラージ商品群では各国での電動化ロードマップに対応し、さまざまな電動化パワートレインの選択肢を提供していきます。
電動化が進んでいる欧州には、直列4気筒ガソリンエンジンとモーター駆動を組み合わせたプラグインハイブリッドを中心に、新世代ガソリンエンジン『SKYACTIV-X』やクリーンディーゼルエンジン『SKYACTIV-D』を直列6気筒化し、48Vのマイルドハイブリッドシステムを組み合わせることで、出力性能と環境性能を高次元に両立します。
よりハイパワーが求められる北米には、ターボチャージャー搭載の直列6気筒ガソリンエンジンに加えて、プラグインハイブリッドを展開することで、お客さまのご要望と環境対応を同時に進めて行きます。クリーンディーゼルエンジンの人気が根強い日本では、直列6気筒の『SKYACTIV-D』と48Vマイルドハイブリッドの組み合わせやプラグインハイブリッドなどを導入していく予定です。
さらに、並行してマツダ初の量産EVであるMX-30の拡販や、2022年前半よりロータリーエンジンを発電機として活用するマルチ電動化技術を搭載したモデルの導入を進めるとともに、2025年頃からはEV専用プラットフォームの商品群を導入していきます。これらの電動化モデルの導入を通じて、マツダは2030年には生産するすべてのモデルの電動化を完了させる予定です。
また2012年の導入以来グローバルに好評をいただいているCX-5は、今後も継続的な商品改良によってデザイン進化やモデルラインアップの拡充を図るとともに、最新の安全技術やコネクティビティ機能を導入して商品力を強化し続け、今後もマツダのクロスオーバーSUVラインアップのひとつとして大切に育てていく計画です。
マツダは今後もコーポレートビジョンに基づき、クルマ本来の魅力である『走る歓び』にあふれたカーライフを通じてお客さまの人生をより豊かにし、お客さまとの間に特別な絆を持ったブランドになることを目指してまいります。
*1 ラージ商品群のモデル:CX-60、CX-70、CX-80、CX-90
*2 基盤となる技術群をブロックとして段階的に積み上げることで優れた技術を効率的に開発・展開する戦略。
*3 スモール商品群のモデル: MAZDA3、CX-30、MAZDA MX-30、CX-50