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投稿日: 2022.07.20 15:55
更新日: 2022.07.20 17:14

メルセデス・ベンツ、最大航続520kmを実現した『EQB』を導入。劇場版ワンピースとのコラボも


クルマ | メルセデス・ベンツ、最大航続520kmを実現した『EQB』を導入。劇場版ワンピースとのコラボも

 日本市場に導入されるラインアップは、フロントアクスルに新設計の永久磁石同期モーター(190PS・140kW/385Nm)が搭載され前輪を駆動する『EQB 250』と、フロントアクスルに非同期モーターを1基、リヤアクスルに永久磁石同期モーターを1基搭載(292PS・215kW/520Nm)し、4輪駆動となる『EQB 350 4MATIC』の2モデルを設定。

 後者の4MATICでは、前後アクスル間のパワーバランスを走行状況に応じて毎秒100回の頻度で高度に調整し、リヤの電気モーターをメインとしてフロントの電気モーターを高負荷時等にサポートとして使うことで電力量消費率を最適化すると同時に、フロントアクスルの非同期モーターの部分負荷域における引きずり損失を最小限に抑えることを狙っている。

 高電圧バッテリーは容量66.5kWhのリチウムイオン電池を採用し、前後アクスル間のフロア部に搭載され、シングルモーターの『EQB 250』が最大520km、ツインモーターの『EQB 350 4MATIC』で最大468kmの航続距離を実現。給電は6.0kW(200V、30A)までの交流普通充電と、100kWまでの直流急速充電(CHAdeMO(チャデモ)規格)に対応する。

 この駆動用高電圧バッテリーは堅牢なフレームのなかに納められており、従来アンダーフロアのクロスメンバーが担っていた構造部材としての機能も果たしており、バッテリー前部に設けたガードは異物の混入を防ぐことでバッテリーを保護している。

 また、モーターと補機類を一体化したeATSは、サブフレームとの結合部分のマウントや、ラバーブッシュの設計に低周波ノイズ抑制の知見を盛り込むことで、電動パワートレインをしっかりと固定しつつ、NVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)の軽減も達成。空調に関しても、コンプレッサーの振動や騒音を抑える工夫が盛り込まれた。

 回生ブレーキの強度は4段階の手動設定が可能で、安心のEVカーライフと充電サービスを保証する“メルセデス・ミー・チャージ”も付帯。テレマティクスサービスの”メルセデス・ミー・コネクト”や最新のADAS(安全運転支援機能)も装備され、価格は788万〜870万円(税込)となっている。

 その『EQB』デビューを記念し、2022年8月6日(土)より劇場公開予定の人気アニメ『ONE PIECE FILM RED(ワンピース・フィルムレッド)』とのコラボレーションが予定され、発売日の7月14日よりブランド情報発信拠点である“メルセデス・ミー(六本木、品川プリンスホテル、大阪)”では順次イベントを実施。

 また8月初旬からは、そのワンピースのキャラクターを起用した『EQB』オリジナルCMを全国上映館やTV地上波の提供番組にて放映予定となっている。

センターディスプレイにある“メルセデスEQ”のアイコンに触れると、充電に関する選択や電力消費、エネルギーフローなどのメニューが出現する
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『EQB 250』が最大520km、同『EQB 350 4MATIC』で最大468kmの航続距離を実現
『EQB 250』が最大520km、同『EQB 350 4MATIC』で最大468kmの航続距離を実現
駆動用の高電圧バッテリーは堅牢なフレームの中に納められており、従来アンダーフロアのクロスメンバーが担っていた構造部材としての機能も果たす
駆動用の高電圧バッテリーは堅牢なフレームの中に納められており、従来アンダーフロアのクロスメンバーが担っていた構造部材としての機能も果たす

メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp
スペシャルサイト:https://www.mercedesme.jp/eqbxopfr/


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