そのほか、こちらもオプション選択可能なダーク・パッケージでは、スタート/ストップボタンやドライブモードセレクタなどの操作スイッチを収めた、センターコンソールの“TAMBURO”レバーなど、インテリアの各部ディテールもマットブラック仕上げとすることができる。
さらに専用デザインとなるHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)画面も新たに用意され、センターコンソール画面やメインディスプレイに表示される。
これら専用デザインや各部の仕立てに相応しいダイナミクス性能も備えられ、90度のバンク角を持つ4リッターV型8気筒ツインターボは、標準モデルより16PSアップの666PSとされ、最大トルクは2300~4500rpmと幅広い回転域で850Nmを発生する。
その一方で車両重量が47kgも軽量化されたことで、パワーウエイトレシオはベスト・イン・クラスの3.2とし、0-100km/h加速は3.3秒、最高速度306km/hを達成。さらにフロント10ピストンのカーボンセラミックブレーキにより、同100km/hからの完全制動距離は32.9mという圧巻の性能を誇る。
さらに、ステアリングの再キャリブレーションによって正確なインプットとダイレクトなフィードバックが実現し、路面とのつながりが強化されるとともに、リヤホイールステアリングでは介入が早くなったことでターンインにおける敏捷性が向上。オン/オフの両モードでリヤディファレンシャルのトルクベクタリングも機能する。
そのドライブモードも再設定され、標準のSTRADAモードではスムーズなダンピングにより快適で贅沢な走りを味わえ、SPORTではスロットルレスポンスを強化。リヤステアの早期介入で“fun to drive”なオーバーステア特性も演出する。
さらにCORSAモードではこのペルフォマンテの潜在能力が解き放たれ、 アクティブ・アンチロールバーと、最大限のダンピングが支えるフラットなコーナリングなど極上のハンドリングを実現。さらにスポーツエキゾーストが、サウンドを耳にしたすべての人に「ランボルギーニだ」と感じさせる快音を奏でる。
また、上記に加えて新たにRALLYモードが追加され、より過酷な路面でのスチールスプリングや、最適化されたアンチロールシステムとダンピングシステムによって強化され、そのハンドリングはダートトラックでワクワクするような新しい次元に引き上げられているという。
ボディはペルフォマンテのダイナミズムを強調するバイカラーとされ、ブラックのドアハンドル、ボンネットのエアアウトレットやスポイラーリップのカーボンファイバーがボディカラーを引き立てる専用の装いとなり、価格は本国イタリアで21万5261ユーロ(約2950万円)、北米で26万676ドル(約3576万円)に。日本での販売価格は追ってアナウンスされる見込みだ。

