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 そんなレクサス初のBEV専用モデル発売を記念し、全国500台限定で用意される“First Edition(ファースト・エディション)”は、特別仕様車専用の配色を施した2種類のバイトーンボディカラーをはじめ、大径タイヤの四隅配置を強調する専用ブラック塗装ホイールを装着。インテリアでは、ステアリングホイールへ特別仕様車専用の印字をセンターコンソール部に専用のプレートをあしらいつつ、オラージュとブラックの専用カラー配色により、通常モデルとは異なる特別感のあるコーディネートとした。

 そして2018年の登場から遅れること2年、ラインアップ最小の『UX』に追加されていた“ブランド初”のBEVである『UX300e』は、今回の新型RZデビューに合わせて一部改良が施され、新たに開発された電池パックの導入により電池容量が従来の54.4kWhから72.8kWhに増強された。これによりWLTCモードの航続距離を従来型比約40パーセント伸長する512kmとするなど、BEVとしての基本性能の進化を実現している。

 また走りの面でもリヤに標準装備のパフォーマンスダンパーに加え、ボディのスポット溶接打点を20点追加することで剛性を強化。電池パックの床下配置によるBEV特有の低重心パッケージの基本性能の高さをさらに引き上げるべく、EPSやアブソーバーの最適化を図り、すっきりと奥深い走りに進化したという。

 さらにV2H(Vehicle to Home)への対応や、予防安全技術のLexus Safety System+も機能拡充され、また大型化/高解像度化したタッチディスプレイを搭載した最新のマルチメディアシステムを採用するとともに、インストルメントパネル、及びコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトが最適化された。その他にもType-Cの充電用USBコネクタをコンソール前方に2個新たに設定するなど使い勝手を向上させている。

 この2台の発売に合わせ、充電環境の拡充や販売店サポート体制の強化により、BEVにまつわる不安を低減する専用サービス“LEXUS Electrified Program”も立ち上げられ、ユーザーを幅広くサポートする体制が整えられた。その新型『RZ』の価格は“Version L”が880万円、同“First Edition”は940万円に。そして2種類のトリムが設定される『UX300e』は、630~685万円(いずれも税込)となっている。

“ブランド初”のBEV『UX300e』は、新たに開発した電池パックの導入により電池容量を54.4kWhから72.8kWhに増強している
この2台の発売に合わせ、充電環境の拡充や販売店サポート体制の強化により、BEVにまつわる不安を低減する専用サービス”LEXUS Electrified Program”も立ち上げ、ユーザーを幅広くサポートする体制が整えられた

新型『RZ』特設サイト:https://lexus.jp/models/rz/worldpremiere/
『UX』車両情報:https://lexus.jp/models/ux/

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