3列シートの6/7人乗りとともにラインアップされているショーファードリブンに特化した4人乗り仕様では、前席と後席の間にはパーティションを設置し上部には昇降式スモークガラスを備えるなどプライバシーと開放感を両立した。さらに48インチの大型ワイドディスプレイも用意され、オンラインによるビジネスミーティングやエンターテイメントなど多様なシーンに合わせた使い方が可能に。さらに、ディスプレイ下部には冷蔵庫や収納スペースも設けられた。
また、同仕様の後席には専用の独立シートを装備。オットマンの伸縮量を従来型より延長しつつ、パーティションとの距離を保つことで余裕のあるスペースが確保された。また、レクサスでは初めてアームレストとオットマンにもシートヒーターを採用している。
この他、プリクラッシュセーフティやドライバー異常時対応システムを組み込んだ先進の予防安全技術Lexus Safety System+を搭載。さらに、フロントドアにイージークローザーを組み合わせたeラッチシステムや、後方から近づく自転車を含む接近車両を検知して通知を行うとともに、ドア開放をキャンセルする機能を搭載した安心降車アシスト(ドアオープン制御付)をフロントドア、スライドドアの両方に採用した新型『LM』は日本への導入も計画され、まずは4人乗り仕様から上陸予定。発売開始は2023年秋ごろとなっている。
●Lexus International Chief Engineer 横尾貴己
「多様化の進むラグジュアリーセグメントのお客様のニーズにお応えすべく、新型LM開発にあたり私共開発陣が掲げたコンセプトは“素に戻れる移動空間”です。多忙な日々をお過ごしのお客様のために、周囲の喧騒から解放され心身ともにくつろげる、そしてご自身本来の豊かな思考や行動につながる、そんな移動空間の提供を目指しました」
「一方で、どんな豊かな装備や機能があっても、クルマとしての素性が良くなければ乗員が快適に過ごすことはできません。ショーファードリブンカーとしても使われるLMにおけるLexus Driving Signatureとは何なのか。TAKUMIや開発チームと共にたどり着いた答えは、次世代LEXUSが一貫して取り組んでいる“対話のできる走り”にありました」
「ドライバーの意図に忠実な走りは、後席の方にも安心感として伝わります。徹底的に鍛えたクルマとしての体幹としなやかな足回り、空力をも味方に付けたデザイン、体の揺れを抑えるシート、上質な仕立ての内装と快適装備の数々、いずれも細部に至るまで込められた開発チームの想いと拘りの結晶です。LEXUSがイチから造り上げた“ラグジュアリームーバー”を、ぜひともご体感ください」
■新型レクサスLM 主要諸元(プロトタイプ値)
全長 | 5125mm(+85mm) |
全幅 | 1890mm(+40mm) |
全高 | 1955mm(+10mm) |
ホイールベース | 3000mm(+0mm) |
パワートレイン | 2.4L直列4気筒ターボハイブリッドシステム[eAxle] 2.5L直列4気筒ハイブリッドシステム[E-Four/FF] |
タイヤサイズ | 225/55R19 225/65R17 |




![搭載されるパワートレインは2.4リットル直列4気筒ターボ+ハイブリッドシステム[eAxle]、もしくは2.5リットル直列4気筒+ハイブリッドシステム[E-Four/FF]](https://cdn-image.as-web.jp/2023/04/18143643/asimg_20230418_02_03_33643e2c6ae96e7-660x440.jpg)