デザインの面では、ランボルギーニが新セグメントとして提案する“ウルトラGT”を体現するべく新たなバランスを表現し、インテリアでもこれまでにないランボルギーニ体験を提供するものに仕上げられている。
特徴的なGTコンセプトカーのデザインは宇宙船から発想を得たもの。これまでの伝説的なランボルギーニ・モデルに着想を得た美しいラインや、コンセプトカーのために開発されたアーキテクチャが融合したシングル・シルエット・ラインなど、ランボルギーニらしく大胆で意外性のあるデザインだ。
インテリアはランボルギーニのデザイン・コンセプトである“feel like a pilot”を忠実に守り、ここにも宇宙船の着想が取り入れられた。『2+2 GT』構想を採用しながらも、さらに一歩進んだ『2+2ライフスタイル』コンセプトを考案し、キャビンのリヤスペースをさまざまなスポーツ用品や荷物の収納にも使えるようなデザインとなっているのが特徴的だ。
さらにフロント・ボンネットの下に隠されたトランクや、大きく開く大型のガラス製テールゲート、可変式とされたリヤのラゲッジスペースなど、日常のほぼすべての状況に対応できるデザインがなされている。
前述のとおり、ランボルギーニが2028年に発表する市販車両のプレビューの具現化したものだというランザドール。このコンセプトに基づいたシリーズの市販車は、ランボルギーニが本社を置くイタリアのサンタアガタ・ボロネーゼでの生産が予定されており、同ブランドは拠点の拡張と従業員の増員も計画している。

