これらのシステムを最大限活用すべく、4段階選択式の回生ブレーキや、7つの走行モードを備えるAMGダイナミックセレクトに加え、統合型車両運動特性制御システムの“AMGダイナミクス”も搭載。ESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)の制御戦略や4駆制御、電子制御式LSDを最適化しつつ、クルマがどのように反応すべきかを判断する能力を備え、速度や横方向加速度、ステアリング舵角、ヨーレートなどを検出するセンサーを活用して高度なフィードフォワード制御を行うことでドライバーが望む車両挙動を先取りする。
これら制御に加え、車体側でも『Sクラス』で初採用となるAMGダイナミックエンジンマウントが運転条件に合わせて剛性を無限に調整し、高出力を誇るV8ツインターボの直下には補強プレートの役目を果たすアルミニウム製スタビライザー(構造体)も装着。サスペンション取り付けポイントのクロスブレースもボディシェル構造を強化し、フロントのねじり剛性を高めてフィードバックを改善するという。
またリヤ側のアンダーボディでも、丈夫で軽量なアルミニウム製ストラットブレースに加えて、AMG高性能バッテリーを収容する軽量繊維強化プラスチック(FRP)製のケーシングが剛性部材を兼ねる盤石の構成とした。
さらにセルフレベリング機構付きマルチチャンバーエアサスペンションをベースとしたAMG RIDE CONTROL+エアサスペンションや、機械式の機構に代わり、中央の3段遊星歯車による電気機械式アクチュエーターがアンチロールバーの切り離しまで可能にするAMG ACTIVE RIDE CONTROLも実装している。
フロントに6ピストン固定キャリパー(ディスク径400×38mm)、リヤにシングルピストン・フローティングキャリパー(380×32mm)を備えた、ともにレッドペイントのAMG高性能コンポジットブレーキが、21インチAMGクロススポーク鍛造アルミホイールを通じて確実なトラクションだけでなく圧倒的な制動力を確保する。
エクステリアカラーにはMANUFAKTURのアルペングレー(ソリッド)と、随所にブラックアクセントを施し、給油口にはシルバークロームのAMGロゴ入りフューエルフィラーキャップや、“Edition1”のロゴ入りインドアカーカバーも標準装備され、価格は4040万円(税込)に。予約受注は10月17日(火)まで受け付けられ、国内販売台数(30台)以上の申込みがあった場合には抽選での販売とされている。
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