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投稿日: 2024.04.07 18:46
更新日: 2024.04.08 09:25

ポルシェカレラカップジャパン2024 第1戦(鈴鹿)決勝レポート


国内レース他 | ポルシェカレラカップジャパン2024 第1戦(鈴鹿)決勝レポート

 ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2024シリーズ第1戦の決勝を、鈴鹿サーキット(三重県)で 2024年4⽉7⽇(日)に開催しました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:23度 路面:30度(レーススタート時)
            
 タイプ992による911 GT3カップ3年目を迎えた今シーズンのPCCJ。開幕戦は、鈴鹿サーキットで開催中のF1日本GPのサポートレースとして行われており、前日の6日(土)に開催された公式予選で決勝グリッドは決定した。注目の総合(オーバーオール)ポールポジションはプロクラスの#60 伊東黎明が獲得し、2番手に#7 山田遼、3番手にポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 平安山良馬が着ける。プロアマクラスのポールポジションは#10 MOTOKI、アマクラスのポジションは#88 Tiger Wuが獲得した。

 11時05分、2024シーズン開幕戦の決勝に向けてフォーメーションラップが開始される。各マシンは路面状況を確認しつつタイヤに熱を入れながらコースを1周し、ふたたび全マシンがグリッドに整列してシグナルがオールレッドからブラックアウトとなり、レースのスタートが切られる。

 ポールポジションの#60 伊東は好スタートを決めてトップで1コーナーに飛び込み、2番手には#7山田が続く。そして3番手には7番手グリッドからロケットスタートを見せた#9 武井真司が浮上する。

 しかし、1周目の2コーナーでアマクラスの2台にアクシデントが発生し、セーフティカーが導入される。これにより、13台のマシンは隊列を組んで周回を重ね、3周目にセーフティカーのランプが消えてレースは4周目から再開となる。

 ここでもトップの#60 伊東は冷静にリスタートを決めて、2番手以下との差を徐々に広げていき、一度もトップを譲らずにチェッカーを受ける。

 PCCJ初レースをポールトゥウィンで制した#60 伊東は、「練習でスタートをうまく決められず不安だったのですが、うまく決めることができたのが優勝につながりました。幸先良いシーズンのスタートを切れたので、全戦ポールトゥウィンを目指して頑張ります」と、喜びを語る。

 2位の#7山田は、「レースペースで伊東選手に思ったより離されてしまったので、データなどを見返して次戦で巻き返しを図ります」とリベンジを誓う。

 8周目に#9 武井を抜いて3位表彰台を獲得した#66 藤波清斗は「最低限の目標であった表彰台を獲得できて良かったです」と語り、4位となった#91 平安山は「今日のレースはスタートを失敗したのが大きかったと思います。その点も踏まえて次回の富士大会ではトップ争いに絡めるように頑張ります」と、レースを振り返る。

 プロアマクラスはスタートで総合3番手に浮上した#9 武井が、リスタート後も順位をキープするも8周目に2台に抜かれ、最終的に総合5位でゴールしてプロアマクラスの優勝を飾る。

「今日は人生で一番と言えるくらいにスタートが決まりました。でも、徐々にタイヤも厳しくなってポジションをキープできなかったのは残念ですが、チームとしては、オーバーオール、プロアマクラス、アマクラスとすべてで優勝を飾れたのは嬉しいですね」と、#9 武井は喜びを語る。2位は#77 浜崎大、3位は#98 IKARIという結果になった。

 アマクラスで優勝を飾った#88 タイガー・ウーは、「スタートをうまく決めることができ、ビンゴレーシングに加入してからの初レースを優勝で飾れてほっとしています」と語る。2位は#17 IKEDA、3位は#45 辻子依旦であった。

 PCCJ第2〜3戦は5月2日(木)、3日(金・祝日)、4日(土・祝日)に富士スピードウェイ(静岡県)でスーパーGT第2戦の併催レースとして開催を予定する。

 2日に予選、3日に第2戦決勝、4日に第3戦『モービル1チャレンジ』決勝と3日間開催となるが、富士スピードウェイは開幕前の合同テストが開催されるなど、各ドライバーとも走り慣れているコースであるため激しいバトルが期待される。


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