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投稿日: 2024.06.06 21:21
更新日: 2024.06.06 21:24

HFDP with B-Max/B-Max Racing Team 2024年FIA-F4第2大会 レースレポート


国内レース他 | HFDP with B-Max/B-Max Racing Team 2024年FIA-F4第2大会 レースレポート

HFDP with B-Max Racing Team レースレポート

野村選⼿が2連勝でポイントリーダーに
洞地選⼿も連続表彰台を獲得

 HFDP with B-Max Racing Team(チーム代表 宮⽥雅史)は、6⽉1〜2⽇に鈴⿅サーキットで⾏われたFIA-F4選⼿権(チャンピオンクラス)第3、4戦に参戦し、野村勇⽃選⼿が2連続ポール・トゥ・ウインを飾りました。洞地遼⼤選⼿も2、3 位に⼊り、ふたり揃って2レースとも表彰台に上りました。野村選⼿は今⼤会を終えポイントリーダーに躍り出まし
た。

 前⼤会で頻発したエンジントラブルは、振動によるイグニッションハーネスの断線が原因と判明し、⼤会前に全⾞に対策が施されました。野村、洞地両選⼿も、トラブルの不安が払拭されたことでホームコースの鈴⿅を思い切り⾛ることができ、⽊、⾦曜⽇に⾏われた練習⾛⾏で好感触を得て予選に臨みました。

■予選(6⽉1⽇(⼟)午前8時35分〜8時55分)

 野村選⼿、洞地選⼿ともに、ウォームアップでタイヤを温めた後に3周連続でアタックをしました。野村選⼿は、1分7秒843、7秒691、7秒601と丁寧にタイムを削り取って、狙いどおり第3、4戦ともにポールポジションを獲得しました。洞地選⼿は、1分7秒956、7秒981、7秒734とまとめて2位(セカンドタイムは3位)と、両選⼿ともに好結果で予選を終えました。

■第3戦決勝(6⽉1⽇(⼟)午後2時〜11周)

 フロントロウに並んだ野村選⼿、洞地選⼿は、スタートを決めポジションを守って1、2コーナーをクリアしますが、後⽅の⾞両がS字コーナーでグラベルに捕まってしまい、1周⽬からセーフティカー(SC)ランになりました。

 リスタート後、ふたりはともに1分9秒台をマークしながら、後続を引き離していきます。7周⽬には3位に2秒の差をつけますが、8周⽬に再びSCランとなり、築いたリードはリセットされてしまいました。しかし、⼆度⽬のリスタートも決めると、残る2周もミスなく⾛り、ワン・ツーフィニッシュを決めました。

■第4戦決勝(6⽉2⽇(⽇)午前8時40分〜11周)

 ポールポジションの野村選⼿は、スタートを決めると、1周⽬から2位の森⼭選⼿を少し引き離してコントロールラインに戻ってきました。洞地選⼿は2位の森⼭選⼿を追い、3台が1分8秒台というハイペースでトップグループを形成してレースは進みました。

 レース折り返しの6周⽬に⼊ると、トップ野村選⼿は、2位争いを尻⽬に徐々に独⾛態勢を築いていきます。その差は、8周⽬には2秒、10周⽬には3秒まで開き、最後は余裕を持って2連勝のチェッカーを受けました。

 レース後半、洞地選⼿は森⼭選⼿の背後につけてチャンスを窺い、終盤にはシケインでぎりぎりの攻防を⾒せますが、前に出ることは叶わず、3位でフィニッシュしました。

■チーム監督 武藤英紀コメント

「野村選⼿は、⾮常に落ち着いてレースに取り組むことができていたと思います。安定感も増して、勝ち⽅を覚えたという印象を受けました。結果はもちろんですが、レース内容も⾮常に良かったと思います」

「洞地選⼿も両レースともに、前のクルマを抜こうという闘志を感じましたし、アグレッシブに攻めるなかでも冷静さを保っていました。第4戦はラスト2周のシケインでのチャンスは⽣かしきれませんでしたが、トータルで⾒れば良いレースをしていたと思います」

「今⼤会は、ふたりにとっては⾛り込んでいる鈴⿅ということもありますし、チームとしてもベースとなる良いセッティングを⾒いだせ、⻭⾞が噛み合ったという感じでした。シリーズを考えると、序盤で良い流れをつくることができましたし、収穫の多い週末でした」

■50号⾞ドライバー 野村勇⽃選⼿コメント

「ダブルポールからの2連勝は⾃分でも初めてですし、昨年、あと⼀歩で勝てなかった鈴⿅で勝つことができ、本当に最⾼の週末でした。練習⾛⾏から修正したセッティングがはまりましたし、⾃分としても予選にしっかり集中できたことが勝因だと思います。今回の連勝はシリーズを考えるうえでも、⾮常に⼤きいと思います。次の富⼠でも今回得た⾃信を結果に繋げられるように頑張ります」

■51号⾞ドライバー 洞池遼⼤選⼿コメント

「今週末は練習⾛⾏から調⼦は良かったのですが、予選でセッティングのアジャストが⼗分ではなく、ポールを逃してしまったことがすべてだったように思います。悔しさが残る週末でした。レースでは抜きにいける場⾯は、何度かありましたが、鈴⿅では前に出るのは⾮常に難しいので、次の鈴⿅(第7、8戦)では予選の組み⽴て⽅を考えて、必ずリベンジしたいと思います。当⾯の⽬標は、まず1勝することですので、次の富⼠⼤会ではそれを成し遂げたいと思います」

HFDP with B-Max 2024年FIA-F4第2大会 レースレポート
HFDP with B-Max 2024年FIA-F4第2大会 レースレポート

B-Max Racing Team レースレポート

今⽥選⼿とDRAGON選⼿が連続ワン・ツーフィニッシュ
DRAGON選⼿がポイントリーダーに

 B-Max Racing Team(チーム総代表 組⽥⿓司)は、6⽉1〜2⽇に鈴⿅サーキットで⾏われたFIA-F4選⼿権(インディペンデントクラス)第3、4 戦に参戦し、第3戦は今⽥信宏選⼿が、第4戦はDRAGON選⼿がポール・トゥ・ウインを飾り、両レースともにチームでワン・ツーフィニッシュを飾りました。

 今季2勝⽬を挙げたDRAGON選⼿は、ポイントリーダーに⽴ちました。今⽥選⼿は、開幕⼤会を⽋場したため、新型⾞両では⽊、⾦曜⽇の練習⾛⾏がドライコンディション初⾛⾏となりましたが、安定した速さを⽰し、DRAGON選⼿とともに⾃信を持って予選に臨みました。

■予選(6⽉1⽇(⼟)午前9時5分〜9時25分)

 開始10分を過ぎたあたりから各⾞アタックに⼊り、今⽥選⼿が1分10秒973をマークしたのを⽪切りに、DRAGON選⼿とのポールポジション争いが始まり、DRAGON 選⼿が1分10秒944でトップタイムを更新すると、今⽥選⼿も10秒845 で再逆転するという⽩熱した戦いを繰り広げました。

 最後にDRAGON選⼿は10秒906と⾃⾝のベストタイムを叩き出しますが、今⽥選⼿のタイムに100分の6秒届かず、今⽥選⼿の第3戦ポールポジションが確定。セカンドタイムで決まる第4戦はDRAGON選⼿が上回りました。

■第3戦決勝(6⽉1⽇(⼟)午後2時〜11周)

 好スタートを決めたポールシッターの今⽥選⼿は、DRAGON 選⼿を従えてコントロールラインに戻ってきました。1周⽬にストップした⾞両があり、セーフティカー(SC)が⼊りますが、リスタート後も順位は変わらず、今⽥、DRAGON選⼿が1、2位を守ったままレースは進みました。

 終盤、⼆度⽬のSCランとなり、さらに、スタートで遅れて追い上げてきたチャンピオンクラスの⾞両がふたりの間に⼊る場⾯はありましたが、今⽥選⼿が安定した⾛りでDRAGON選⼿を引き離し、今季1勝⽬を飾りました。

■第4戦決勝(6⽉2⽇(⽇)午前8時40分〜11周)

 2番グリッドの今⽥選⼿が抜群のスタートを⾒せてトップに⽴ちますが、1〜2コーナーの混乱をうまく⾒極めDRAGON 選⼿が2コーナー先で逆転。ここからは、トップに⽴ったDRAGON選⼿の背後から、今⽥選⼿がプレッシャーをかけ続ける展開が続きました。

 ほぼ同じラップタイムを刻む両者の差は、4周⽬0.6秒、6 周⽬0.7秒、8周⽬0.4秒と、周回を重ねても1秒と開くことはなく、結局テール・トゥ、ノーズの状態のまま、最後まで隙を⾒せなかったDRAGON選⼿が、0.3秒差で逃げ切って今季2勝⽬のチェッカーを受けました。

■30号⾞ドライバー DRAGON選⼿コメント

「今⽥選⼿とは、セットアップの⽅向性が異なっていますので、コースの前半は⾃分が速く、後半は今⽥選⼿が速いという、キャラクターの違いが出ていました。その違いをお互い理解したうえで、予選から競り合っていましたので楽しかったですね。結果として1勝ずつ。チームとしては、2戦ともワン・ツーフィニッシュという最⾼の結果で終えることができ、良い週末を過ごすことができました」

■44号⾞ドライバー 今⽥信宏選⼿コメント

「ドライコンディションで新型のクルマを⾛らせたのが、このレースウイークが初めてでしたので、練習⾛⾏でいろいろなセットを試しました。結果として、セッティングも決まって、気持ち良くレースをすることができました。DRAGON選⼿とは、予選も決勝も1勝1敗。チームとしては、両レースでワンツーが取れましたし、レース内容もジェントルマンとしてはハイレベルな戦いができたと思います。本当にベストな週末でした」

B-Max Racing Team 2024年FIA-F4第2大会 レースレポート
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