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投稿日: 2024.07.04 07:05
更新日: 2024.09.09 13:27

連続出場記録更新中の“鉄人”上野高広がD1GP筑波で準優勝。アラフィフのベテラン勢が存在感を強烈アピール


ドリフト | 連続出場記録更新中の“鉄人”上野高広がD1GP筑波で準優勝。アラフィフのベテラン勢が存在感を強烈アピール

茂木武士のD1GP筑波ラウンド成績
第3戦:単走5位/追走9位
第4戦:単走16位/追走16位

 上野と並んで現役最年長選手である茂木武士(27WORKS)は、D1の初期に出場していたベテランのひとりだ。しかし2010年代は参戦しておらず、その間にD1-GPライセンスを失効している。

 そろそろ50代が見えてきた2018年、下位カテゴリーのD1ライツに電撃復帰。そこで早々にGPライセンスの交付に必要なポイントを獲得すると、車両製作に一年を費やして2020年からD1GPに再参戦して今に至る。

 アラフィフとなって競技ドリフトの世界にカムバックした理由。それはドリフトで活躍していた茂木の姿を、ビデオプションの過去映像で見て育った息子、真那斗くんの存在だ。

「息子にD1で走る姿を見たいって言われたら、そりゃお父さんは頑張っちゃいますよね」と、茂木はモチベーションを高める意味もあって真那斗くんをスタッフとしてチームに帯同させている。

連続出場記録更新中の“鉄人”上野高広がD1GP筑波で準優勝。アラフィフのベテラン勢が存在感を強烈アピール
真那斗くんはスポッター(外部からドライバーに指示、状況を伝えるサポート役)としても活躍。ときには手厳しい叱咤激励もあるらしい。

 真那斗くんは12歳ながら、今年のD1地方戦(D1GPに繋がるエントリークラス)で単走優勝しているドリフターだ。ドリフトを覚えたのは10歳のころだが、いまでは茂木の追走練習の相手を務めるほどの腕前。筑波ラウンド前にも親子で追走練習を繰り返してきたのが好調の秘訣なのだ。

 茂木の将来的な夢は、息子がD1デビューをして、親子で追走トーナメントで対戦すること。D1ライツ以上は自動車普通免許が必要になるため、夢の実現は最短でも6年後になる。それまで現役選手でいること、そして表彰台でカッコいい姿を息子に見せることが目標だ。

連続出場記録更新中の“鉄人”上野高広がD1GP筑波で準優勝。アラフィフのベテラン勢が存在感を強烈アピール
第3戦は優勝した齋藤太吾(FAT FIVE RACING)と、第4戦では準優勝の日比野哲也(SHIBA TIRE RACING TEAM)とベスト16で対戦。どちらも絶好調のトップ選手とぶつかることになってしまった。

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