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投稿日: 2024.10.29 23:37
更新日: 2024.10.29 23:38

SPOON SPORTS 2024スーパー耐久第6戦岡山 レースレポート


国内レース他 | SPOON SPORTS 2024スーパー耐久第6戦岡山 レースレポート

スーパー耐久シリーズ第6戦 岡山国際3時間
95号車『SPOON リジカラ CIVIC』トラブル発生

 10月26日(土)~27日(日)に岡山国際サーキット(岡山県美作市 3.703km)でENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第6戦『スーパー耐久レース in 岡山』3時間レースが開催され、95号車『SPOON リジカラ CIVIC(山田英二/小出峻/ピストン西沢/三井優介)』は、予選ST-2クラス5位から決勝をスタートし、トップ争いの首位に躍り出ます。しかし、その後プレーキトラブルが発生し、修理中にレースを終えることとなってしまいました。

 27日(日)は曇り空で、10月下旬にも関わらず気温は22〜23℃ながらやや蒸し暑い天候となりました。この日は午前にグループ2の3時間レースが行われ、ST-2クラスが属するグループ1は13時30分に決勝レースのフォーメーションラップが始まるスケジュールです。

 95号車SPOON リジカラ CIVICは、三井優介がスタートを担当します。序盤に2位のポジションに上げた三井は、6号車ランサーエボリューションとクラストップ争いを展開します。約1時間15分で6号車が先にピットイン。95号車はその5分後にピットインして次の山田英二に交代しました。

 確実なピットワークで6号車の前にコース復帰すると、クラストップで中盤に突入して行きます。しかし、この頃からブレーキがオーバーヒート傾向となり、一度ピットインして関係パーツを交換。再びコースに戻って行きます。しかし、しばらくすると同様のトラブルが再発。もう一度ピットに戻り修復作業を続けますが時間いっぱいとなり、そのままレース終了を迎えています。

SPOON リジカラ CIVIC
2024スーパー耐久第6戦岡山 SPOON リジカラ CIVIC(山田英二/小出峻/ピストン西沢/三井優介)

 チーム監督の原剛は、「岡山国際サーキットは、もてぎに次ぐブレーキに厳しいコースです。ハードブレーキが多いだけでなく、走りながらブレーキが冷える時間が短いのが特徴です。それは事前にわかっていましたが、この時期の開催ということもあり、そこまで深刻な事態になるとは想像していませんでした。しかし、木曜日の走り出しからブレーキ温度はかなり高く、度々ドライバーには不安を抱かせてしまいました。そして今日は、レース中にブレーキ交換を実施しましたが、それも終わってしまいました。しかし、他のシビック・タイプRには発生していないようですし、冷却をどうするかをこれから検討することになります。次は富士なので、このようなことは起きないと思いますが、対策は施しておきます。我々にとっては、今年久々のレース復帰であり、新車での一年目ですが、これらのトラブルを潰していかないと真に強いチームにはなれないので、頑張ります」と話していました。

 決勝レースのスタートを担当した三井優介は、「ブレーキの問題は木曜日からずっとありました。でもハードブレーキのときにそれが起きるので、レース中はなるべく強いブレーキを踏まないようにしながら走っていました。トップ争いをしていたので、ここは飛び込みたいけどブレーキを労るため引く、というシーンが何度もありました。これまでのプランは、クルマ自体を速くすることにフォーカスを当てていましたが、今回は決勝のレースペースを速くして、誰が乗っても速いクルマに仕上げようということだったので、レース中の僕のタイムも山田さんのタイムも良かったので、プランに対してはうまくいったと思います。得られたことも十分あるので、この成長を続けたいと思います」、とコメントしていました。

 山田英二は、「かなり気持ちよく走っていて、ランサーがタイヤに苦しんでいるときに交わしました。しかし、その後だんだんブレーキが深くなっていき、ついには踏み切れてしまいました。一度ピットに入って、パーツ交換してコースに戻ったんですけど、同じ症状が出て止まれずグラベルに飛び出して減速したというところです。残念です」と語っていました。

 第7戦スーパー耐久シリーズ最終戦は、11月17日(日)に富士スピードウェイにて4時間レースとして開催されます。

山田英二/小出峻/ピストン西沢/三井優介(SPOON リジカラ CIVIC)
2024スーパー耐久第6戦岡山 山田英二/小出峻/ピストン西沢/三井優介(SPOON リジカラ CIVIC)


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