グループ1の予選では ARN Ferrari 488 GT3の永井宏明/佐々木孝太組が2戦連続でポールポジションを獲得。しかし、決勝ではまたも、ENDLESS ADVAN GT-Rの山内英輝、スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの藤井誠暢の先行を、スタートで永井は許してしまう。

グループ1決勝スタート
グループ1決勝スタート

 開幕戦と違ったのは、3号車ENDLESS ADVAN GT-Rの山内がトップに立ったことだ。その後の激しいトップ争いが期待されるも、徐々に藤井は山内に引き離されてしまう。

 もっとも、それは藤井にとって想定の範疇。燃費走行に徹したことで給油時間を短縮し、1号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rがピットでの逆転を果たすこととなる。その後、内田雄大はYUKE TANIGUCHIを引き離していくが、まもなくラスト1時間というところでセーフティカーが!

 2台ともすぐにピットに入ってそれぞれ平峰一貴、元嶋佑弥に交代するが、スリーボンド日産自動車大学校GT-Rはタイヤを4本換えたのに対し、ENDLESS ADVAN GT-Rは無交換とあって再び逆転を果たす。

1号車と激しいトップ争いを繰り広げる3号車ENDLESS ADVAN GT-R
1号車と激しいトップ争いを繰り広げる3号車ENDLESS ADVAN GT-R

 条件は平峰に有利だったが、同じクルマで、しかも今回から施行されたハンディウエイトを10kg多く積んでいることもあって、なかなか3号車を攻略できない。

 しかし、そんな状況において最終コーナーでわずかに元嶋が加速を鈍らせたのを、平峰が逃さず捕らえて1コーナーでトップに浮上。スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが劇的な逆転で開幕2連勝を果たした。

2連勝を喜ぶスリーボンド日産自動車大学校GT-R
2連勝を喜ぶスリーボンド日産自動車大学校GT-R

「スタートでトップに立てなければ、もうコースでは抜けないのはわかっていたので、ピットで逆転するしかないと。最初のピットでは成功しましたが、SCで差が詰まって、次のピットではまた逆転されて。平峰が本当にワンチャンスを活かしてくれて、本当に感謝しています」と藤井。3位はARN Ferrari 488 GT3が獲得して、表彰台の一角に食い込んだ。

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